私のダイエット作戦 その1 | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

私は、今40代後半です。8年前からダイエットに取り組み、10kgの減量を行いました。
今では、30年前の高校時代とほぼ同じ体重になっています。
私のダイエット作戦(あくまで私見です)を何回かに分けてご紹介したいと思います。

まず、誰でも同じ食生活をしていると、どんどん太ってしまうのはあたりまえのことであることを認識することからスタートしました。高校時代をピークに基礎代謝量が減っていくからです。
基礎代謝量は、生命を維持するために必要なエネルギー量です。
いろいろな計算式がありますが、たとえば、ハリス・ベネディクト方程式(改良版)では、
男性: 13.397×体重kg+4.799×身長cm-5.677×年齢+88.362
女性: 9.247×体重kg+3.098×身長cm-4.33×年齢+447.593
となっています(身長、体重、年齢を入力すると計算されるサイトがたくさんあります)
高校時代と40代では、同じ体重だとしても100~200kcalくらい基礎代謝量が減っているのがわかると思います。これに、運動など活動状態による代謝が追加されますが、ほとんどの方はそれほど運動をしていません。ですから、高校時代と比べた場合に、300~500kcalくらいは摂取カロリーを減らさなければ体重が増えてしまいます。しかも、大人になるとお酒を飲んだり、不規則な生活になったりと、さらに体重は増えやすくなっています。

私は、お酒は好きなので減らしたくないのと、運動する時間はほとんどないので、まず総摂取カロリーを減らす事と、日常の動作に負荷をかけることから始めてみました。具体的には、昼食のカロリーを減らして、片足1.5kgの靴を履いて仕事をしてみました。万歩計もつけて1日1万歩を目標にしました。その結果、半年程で2~3kgの減量に成功しましたが、1年経ってもせいぜい3~4kgの減量止まり、その後は変化がありませんでした。壁に当たってしまったのです。

次回は、何故ダイエットしていると壁に当たるのかについて説明したいと思います。