Q&A3932 48歳、何とか出来る術は? | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

Q 2020年11月、2021年11月に先生よりアドバイスをいただきまして、ありがとうございます。大変お世話になっております。この度、自然周期系の病院から、リプロダクションクリニックへ転院させていただきました。昨年年末に48歳になってしまい、非常に状況は厳しいと思いますが、再度質問させてください。


オプション検査の子宮収縮検査、銅亜鉛、甲状腺、25OHビタミンD、AMH検査をして、子宮収縮と甲状腺がひっかかり、42歳からの体外受精と顕微授精共に十数回(一度化学流産を除き)着床しない理由が判明しました。そればかりが原因ではないかもしれませんが、これまでずっと卵子が原因だと聞いておりました。内膜症(36歳時、腹腔鏡手術)腺筋症あり、FSHも高くAMHも0.02以下と測定感度以下でした。現在、DHEA、ビタミンD、チラーヂンを服用し始めています。年齢的にも状況的にも厳しいかと思いますが、今でも何とか出来る術はありませんでしょうか。

 

A 年齢をさかのぼることはできませんし、新しい卵子を作ることもできませんので、現在できることを粛々と実施するしかありません。つまり、当院で行なっている全ての対策を行なって採卵と移植に臨むことです。今後新しい技術が登場すれば、それを取り入れてやってみる。その繰り返しです。

 

なお、このQ&Aは、約3週間前の質問にお答えしております。