2001年、五木寛之先生の原作・脚本の前進座の舞台『旅の終りに』。
全国で160回の公演をしました。

当時21才だったぼくは歌手を目指す青年役。

中村梅雀さんが主演、山崎ハコさんや林あさ美さんという本物の歌手が出演する舞台として話題になりました。


右も左もわからない僕に、前進座の俳優さんやハコさんあさ美さんもとても優しく接してくださいました。その芝居の中で、歌手の夢を挫折し小料理屋『こぶし』を切り盛りする女将を演じていらっしゃった今村文美さん。

きょう今村文美さんの訃報をうけ、いまだに信じられない気持ちです。

文美さんはとても優しくきれいで、落ち着いていて…テレビドラマや前進座の舞台では数々の主演やヒロインを演じてこられました。

61才という若さで旅立たれたこと、本当に 残念ですが、
いまでも 『こぶし』の女将さんの姿がめに浮かびます。
梅雀さん演じる高円寺竜三さんのこころの拠り所、癒しである『こぶし』、そしてこぶしの女将でした。
やさしくて、包容力があり、ちょっぴりおっちょこちょいで…



心からお悔やみ申し上げます。


朝晩、寒いです。
みなさん、お体ご自愛くださいね~