『元号が変わる』
国民生活の影響を最小限にするため、元日もしくは天皇誕生日に変えることを検討する。
よくよく考えてみると…
元号が変わるというのは『国民生活の影響が出てナンボ』ですよ。改元によって国民生活に影響が出るのは当たり前で、その影響を最小限にしたいなら元号なんてやめればいいわけですよ。
「西暦でいいじゃん」ってなりません?
言ってることがおかしいよね。
改元の影響を最小限に?じゃあ元号廃止しろよ!
ずっと平成にしますか?ってなるじゃん。
元号というのは天皇が制定するもの。
明治以前は天皇の名において新元号が発せられました。
ちなみに、日本最初の元号は「大化」です。
改元するタイミングは二通り。
①何かものすごい良いことがあった時。
②何かものすごい悪いことがあった時。
①の時は良いことが続くように変え、②の時は悪いことを断ち切るように変えていっていました。
ex. 慶長20年 → 元和元年 西暦1615年
この年は大坂夏の陣で豊臣家が滅んで戦国の世が終焉。
戦が無くなるのは『良い事』なので後水尾天皇は泰平の世が続くようにという事で元号を「元和」に改元しました。
その後幕末、明治新政府は「一世一元の制」を制定。
元号が変わりすぎだ!との事で、日本人が一番悲しむ出来事『天皇の崩御』の時に変えようとしたんです。
現在の元号法では、天皇の代が替わった時に元号を変えることになっています。
たとえば、現在の元号制度が明治以前の慣習を引き継いでいたとしたら、東日本大震災が起こった2011年は元号変わってましたよ。
東日本大震災はもの凄い悪い出来事だから悪い事を断ち切るという意味で。
とにかく!!
国民生活の影響を最小限に…って意味わからんですわ!
国民生活に影響するから「元号」っていうのは意味があるんです!!