英国のメイ首相がEU単一市場からの脱退を表明しました。
英ポンド💷が対ドル対円、対ユーロで急落。
脱退の最終判断は英国上下両院の承認を経るとの事で安心感で買い戻されましたが、トランプ次期大統領の「ドルが強すぎる」発言があり、今度はドルが下落。円相場はポンド安とドル安に振り回される恰好となりました。
ドル円は一時112円台。日本株は1万9000円割れ。
短期的には格好の売り材料!!
中長期ではどうか。今年はオランダ、フランス、ドイツで国政選挙があります。英国のEU離脱と絡んで考えると、市場は全然織り込めていないし、しばらく欧州情勢を見守っていきます。
では…英国がEU離脱となると?
英国はEU加盟国の離脱と単一市場からの脱退も表明しています。
単一市場から脱退すると、ヒト・モノ・カネ・情報・サービスの行き来が制限されます。
現地の日本企業にとってもの凄い影響が!!
①英国とEU間との貿易で関税が発生
②金融機関、EU内での新規出店が制限。
③英国に拠点がある製薬会社はEU向けの新薬承認が困難
④英国とEU間とのデータ移転が制限
メイ首相はEU域内からの移民受け入れを制限すると表明。
経済活動より移民政策を優先する『ハード・ブレグジット』が加速する懸念もあり、政治リスクを慎重に見ながら見守るしかないですね。
しかしこれはチャンスでもあります(^^)
株式、為替は調整が入りましたので、押し目で英国株や英ポンド、日本株を買い戻すには絶好の機会になります。
チャートを見てみると、英国のEU離脱決定の時やトランプ次期大統領が勝利した時に大きい下げがありました。大きい下げを見せた後、株価や為替は上昇していました。
そうなると、今回の下げ幅からまた上昇する可能性も考えられます。日本株も1万9000円を割れましたので、安い値段の時に買う機会になるわけですよ。
投資家たるもの、下げを拾うべし!