M-1グランプリ2018 | SoundWitch Matsubai blog

M-1グランプリ2018

さて。遠征から帰っきてニュースで流れてたんで誰が優勝したかとかは知ってましたがしっかり見ました

 

 

ツイッターにも書いたけど、もう昔とは全然違った大会になってしまったね(笑)良くも悪くも…

 

良い点で言えば単純に漫才やお笑いが世間一般として広まってるキッカケでもあるし演者からしたら大きなチャンスであるって事

コンビからしたら良い目標にもなるし今では「M-1を見てお笑い芸人になろう」っていう若手も少なくはない

 

 

良くない点と言えばこれが目標になりすぎているって事

結成10年って縛りもあるから10年越す前に出るってくらいの目標なら分かるけど

M-1目指してお笑いやって10年以内に優勝できなかったら

お笑い辞めようって芸人もけっこういるらしい。確かに優勝できたり爪痕残した芸人はM-1以降仕事が激増するし売れるキッカケであるのは間違いない

普段はテレビの露出も少ないコンビもM-1は貴重な経験になる

 

ダウンタウンの松本の15年前のラジオの言葉から拝借するとM-1って元々 企画者や島田紳助や松本が

年末に大きな漫才イベントやって優勝者には1000万やでーってお祭り的な感覚で始まった

 

そして数々の奇跡も生まれてきた

第一回の中川家の優勝はトップバッターでの出番での優勝という快挙や

そのあとの優勝者は軒並み一流芸人となっている。そのせいで、芸人からしたら「優勝しないと売れない」って事になったり、ここは通らないとってプレッシャーにもなってる。

 

 

が、しかし審査員っていうシステム。4分という時間制限、テレビという枠、会場で起こる笑いの数や空気感っていうのがバラバラで何が一番面白いかって事で1番を決めるのは無理なのである

 

劇場でやったらウケるネタでも画面越しで見たらつまらないかもしれない。逆に画面越しでカメラとの距離が決まった間隔の方が見てて笑える事もある

 

10分見た方が面白いネタもある。会場は知らないコンビにはまず構えてしまうって事もある

などなど色々ある

 

少し話はズレてしまうが「すべらない話」もそうである

 

始まった2006年

企画した段階ならその2年前くらいかな?本当に居酒屋とかで「この前こんな事あったんですよー」って話が数日後に「あの話してやー」みたいなことで「やっぱ何度聞いてもおもろいわ」って流れで

 

本当に面白い話は何度聞いても面白いはずだってコンセプト

 

そして、最初は6人しかいなかったし客もゲストもいなかった

 

深夜に宅飲みしてるくらいの静けさの中でのトークこれがけっこう個人的には好きで、

 

これもDVDが売れてゲストが増え、観覧席が設けられて、ゴールデンに進出してきて言葉にも規制が出てきて

もはやテラーには芸人じゃない文化人なども出てきて

そういう人たちって当然話は全員上手いわけじゃないから周りが助け舟出したり

 

芸人も居酒屋とか楽屋で喋った話を劇場のフリートークで話してテレビのトークで話したりして余分なところをそぎ落として完成されたトークを披露って感じであんまり見てても面白くない(笑)

 

芸人仲間同士だったら知ってる話も多いだろうから

言葉が足りないところあったらフォロー入れたりするしね。

 

けっこうケンコバとかは他の芸人の専門用語に言葉入れて視聴者に分かりやすくしてるのがあるんよね

○○「2丁目時代の時に~」って言ったら「2丁目劇場って劇場が昔あったんですよね」とか

○○「NGKで」 「難波グランド花月って大阪の一番の劇場ね」 ○○「NSC時代に~」 「吉本のお笑い養成学校ね」とかそういうのエライなって思うw

 

さて、話は戻しまして…

 

まあそれでもお笑いは好きなんで楽しんでは見てるけど、視聴者がそのうち演者のプレッシャーとかを感じとってしまうくらいになったガチガチのイベントになってしまってはいけないねって話と

やっぱ死ぬまで芸人であり人を笑わせていくならM-1はただの通過点やM-1からスタートくらいの気持ちで頑張って欲しいです♪

 

ちなみに個人的には今回の審査は本当にどれもごもっともな評価だったと思う

志らくが叩かれてるけどこの人の

考えは正論だと思うし先代の談志の方はホンマに酷かったけどw

 

 

ただ、ニュースにもなってるがせっかくのおめでたい優勝を打ち消すくらい悲しいニュースを先輩が作ってしまうって非常に情けない話は本当に気分が害される

 

これはホンマにあかんよ。色んな人を傷つけすぎてる…