四半世紀にわたってくすぶり続けていた思いがある。

 

くすぶっている訳だから常に気にしている訳では無いが、思い出す度に古傷が痛む。

 

もう過去の出来事は変えられない。

 

しかし過去の思い出は塗り変えられるのだ。

 


 

12月某日、群馬県伊勢崎市にありますプレイセブンさんへ。

 

約4ヶ月ぶり7度目の訪問になります。

 

近くにある系列のオレンジハットさんで自販機ラーメンを食べてから向かいました。

 

 

 

 

 

前回は半日でマイナス約3,000枚という全台設定6ではあり得ない引きを発揮しただけに、今回はやれそうな気がしています。

 

先ずは新台で入った「ニュービッグパルサー」から。

 

この機種は地元には設置が少なく、あってもパチスロコーナーの状況が悪いお店で手を出すことはありませんでした。

 

早目の当たりからサクサク引けて沢山のパターンを拝むことがきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当時状況の良い店があればきっと打ち込んだと思うだけに残念です。

 

次に「クラブトロピカーナ」「ソレックス」「アメリカーナマグナム」でも速攻ビッグを引きまして「スーパーセブン」へと移動。

 

 

 

 

こちらも開始僅か数ゲームで中リールに推定8コマ滑りが発生しました。

 

 

 

 

これがビッグでその後レギュラー、フルーツゲームと一連の流れを堪能し隣の「リノ」へ。

 

 

 

 

カミカゼセットからの連チャンで一気にドル箱が満タンになり、一旦2,000枚程を流します。

 

続いて「バニーガール」へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

残念ながら60Gのフルーツには入りませんでしたが、短時間でビッグ3レギュラー1とまずまず引くことができました。

 

「アメリカーナXX」で1ビッグを挟んで、次に座ったのがこちらも新たに導入された「ビンビンカミサマ2」。

 

 

 

 

この台は1998年に4号機新基準の大量獲得機第1弾としてサミーからリリースされました。

 

A600と銘打たれていましたが、実際の平均獲得枚数は500枚ちょいぐらいだったでしょうか。

 

普段は設定に期待できない8枚交換の極悪店の新台入替に、さすがに初日くらいは出すだろうと打ちに行って見事に撃沈したことが思い出されます。

 

ところが今日ばかりは引きが違うらしい。

 

 

 

 

 

 

ストック機の様な連チャンをカマして再び2,000枚以上を流しました。

 

そして、最後の戦いは「オオタコスロ2」であります。

 

正直この台では一度も勝った記憶が無い。

 

自分が打つとビッグは激重、レギュラーは空気、タコゲーは滅多に入らない割に決まって単発。

 

当時流行っていた爆裂AT機にありがちな低設定でも夢は見られる的な要素が無かった。

 

いや、あったのに引けなかっただけなのかも知れない。

 

とにかく出せなかったし勝てなかったのだ。

 

よし、今日こそリベンジを!

 

最後の対戦機種としては相応しいだろう。

 

まだ夕方の6時過ぎ、時間はたっぷりあるはずだった。

 

すると座って2、3ゲームで押し順ナビが発生。

 

それが2回続くと次のベットボタンでATのタコゲームが発動しました。

 

 

 

 

前の人が潜伏させたままヤメた可能性も高い。

 

ともあれ25年越しのリベンジマッチ開始です。

 

程なくビッグボーナスが成立。

 

 

 

 

設定6で287分の1なので少し重めではあります。(設定1は1/496)

 

そしてこのビッグ中にスイカを引く。

 

それが契機なのか上乗せなのか分からないままタコゲーに終わる気配は感じられません。

 

終わったかもと思ったAT直後のビッグでまたスイカを引いて直後にタコゲーが再開されました。

 

そんなこんなで3時間以上当たりっぱなし。

 

夜9時の時点で推定万枚を突破。

 

結局10時を過ぎてもタコゲーは終わらず、帰りの時間も考慮して約12,000枚を獲得したところで終了することにしました。

 

  

 

 

まさかのほぼ閉店取り切れず。

 

普段ゲームセンターでここまで打つことはしません。

 

しかし25年経っても忘れなかった積年の思いと、何としても雪辱を果たすんだという強い情熱が自分を突き動かしていた。

 

それにしても少しやり過ぎた感があり、10回近くはメダル補給をしてもらっただろうか。

 

申し訳なく思っていると、スタッフのカゲさんから「昔やられた機種にリベンジできるっていうのがゲームセンターの良いところでもありますから」と言ってもらえたので、心置きなく打つことができました。

 

こういう場所があるということに心から感謝したい。

 

「オオタコスロ」は出せなかっただけで決して嫌いな台ではなかったのです。

 

むしろ好きな台だからこそ追いかけた時期もあった。

 

出したいのに出せない、勝ちたいのに勝てない。

 

だからなおのこと悔しかった。

 

しかし、ついに思いが、願いが、届いたのです!

 

今回この機種で出せて良かったと思う。

 

おそらく自分があの世まで持っていくであろう大切なパチンコ・パチスロの思い出。

 

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