2001年以降、成立したボーナスを目に見えない形で一旦貯留する「シークレットストック機」が登場しました。
まるで一昔前の裏物が合法化されたような、悪魔的マシーンが出たものだなと思ったものです。
スーパーリノがそのはしりでしょうか。
通常時、いつストックされているのかは打ち手には分かりません。
まして何個ストックしていていつ放出されるのか、あと何個残っているのかも知る術はない。
「ストック切れ」や一部例外を除いて。
今回は、自分が実際に体験したその一部例外を紹介します。
キングパルサー(2001年)
比較的ストックも放出もしやすい部類の機種。
ボーナス解除の天井は1280Gであり、これを超えた場合は前回ボーナス放出時にストックが無くなっていた事が確定。
ストック飛ばしをしている店もあり、そういう店では設定6でも朝からほぼ連チャンしないノーマル機みたいな出方になった。
大ヤマトA(2002年)
某店の新台入れ替時に、ストックゼロ状態での導入に遭遇。
バーor7の簡単な目押しでストックの有無を判別できたので丸わかり、ボーナス終了後もゾーンまで回す必要無し。
貯まりにくい仕様上、ハイエナしても大勝ちは出来ないが、時間効率が良かったのでカニ歩きで台数をこなせました。
アウトロー(2003年)
詳しい条件は分かりませんが、連チャンモード中にBIGのストックが無くなるとREGを全放出する。途中から壊れたように1Gで20連以上したことがある。
秘宝伝(2006年)
某最大手新規オープン店でのこと。
4,000枚程出たところで、伝説モード滞在のビッグ中に特定小役が出るも連チャンせず、高確にも行かなくなる。
立ち合いで来ていたメーカーさんに聞いたら、「昨日、スタッフ総出で手回ししたんですけど」だって。
そうですか、それはご苦労様でした。
ブラックジャックやハードボイルドのような仕様なら納得ですが、自分の貯めたボーナスを他人に出されるのは気持ちの良いものではありません。
「ストック機は嫌いだ」
なんて言う人も多かったかと思います。
あの頃は、意図的にストック飛ばしをしている悪徳ホールが許せませんでした。
賢いお客さんは近寄りませんでしたけどね。