昭和の1.5号機時代にパチスロを覚えて打って来たが、その頃は設定の存在は知っていても、最高設定に座れたという実感を持った事は無い。

 
昔のユニバーサル系なら0〜5の5、現在なら主に設定6のことである。
 
今では設定6を使わない店など、賢いユーザーからは見向きもされず、競争率の激しい地区では生き残っていけないであろう。
 
それ程身近になった設定6であるが、当時の自分は打つ側として、最高設定など初めから期待していなかった。
 
それに、8枚交換の店にいる知り合いの店員が
 
「うちは全台設定3だよ」
 
と聞いてもいないのに教えてくれたので、それが実態なのかと思ったものだ。
 
ついでに、「新装開店でも5までだな」だとさ。
 
どんなに流行っている店で出しても、高設定と思う台で5,000枚出たとしても、設定を確認する事などは出来ず、実際の設定はブラックボックスの中、永遠の謎であったのだ。
 
そんな夢の設定6を意識し始めたのは、ニューパルサーからでしょうか。
 
ノーマルAタイプ故に、勝ちにこだわるなら設定だけが頼りとなります。
 
攻略雑誌にも設定判別法が大々的に掲載されました。
 
間もなくクランキーコンドルが登場し、これも設定5、6が判別できると知りました。
 
しかし、自分の行動範囲では、出している店のニューパルはいつも設定5、コンドルに至ってはいくら判別しても設定5、6など皆無の状態。
 
それなのに、次々と発売される雑誌には、競う様に最新機種の設定判別法と設定6の文字が躍る。
 
都会にはこんなに6を打ってる人が居るのに、この辺には全然ありゃしない。
 
一体最高設定6は何処に在るのか、一時は都市伝説なんじゃないかと思っていました。
 
後編に続きます。↓