朝からビックリするニュースが飛び込んできて、目にした瞬間に我が目を疑いました
一瞬にして目が覚めたね
上原浩治、引退へ。
正直なところ、今シーズン限りで引退だろうと覚悟していました
本人も、午後に行われた会見で触れていましたね
てっきり、今シーズン限りでの引退を明らかにしたと思っていたのに、新聞には「シーズン途中」「今日」という表現
まさか今日限りでの引退になるとは、夢にも思っていませんでした
現実として受け止めていると勘違いしていると気づいたのは、本人のコメントを見てから。
急に切なくなって、寂しい気持ちに
実は、自分が初めてレプリカユニを買ったのは、上原でした。
その前から松井秀喜さんのファンではあったけど、当時はユニフォームなんて買えなかったし…
ってか、売っていたかどうかもわからない
松井秀喜さんがヤンキースに移籍して以降、もう一度巨人の応援に力を入れさせてくれて、思い切って上原ユニを買ったんです
ちなみに、自分はその選手と心中できるくらい強い思い入れがないと、ユニフォームは買えないタイプです
上原、亀井、謙次、内海、長野、澤村…
都合よく解釈すると、「手を抜いたことはない」に近い部分かもしれませんね(笑)
1999年、世間では松坂大輔のプロデビューに注目が集まる中、上原もルーキー新記録の15連勝
いきなりの20勝を挙げるセンセーショナルなデビューを果たし、雑草魂は流行語大賞にも選出
2年目以降はケガに泣かされつつ、7年連続開幕投手を務めるなど、エースとして君臨
メジャーではオリオールズに入団し、ヤンキース戦でメジャー初登板。
レンジャーズを経て、レッドソックスでは2013年にワールドチャンピオンの胴上げ投手
日本人で同じ経験ができることは、二度とないかもしれません。
個人的には、レッドソックスよりもヤンキースの方が好きですが、このときばかりはレッドソックスが世界一になってうれしかった
昨年から巨人に復帰し、史上初の日米通算100勝100ホールド100セーブを記録
メジャーでもたった1人しかいない、偉大な記録です
ちなみに、昨年はイチローが6年ぶりにマリナーズに復帰して、先日突然の引退。
上原も同じような道をたどったのは、偶然ではないのかもしれません。
「本日を持ちまして21年間の現役生活を終えたいと思います」
会見冒頭にそう述べると、いきなりの涙
「もうちょっとやりたかったなぁ」と本音も漏らしてもいました。
ファンとしても、もう一度ドームで投げる姿が見たかったです
「今年で辞めることは最初から決めていました。一度も一軍に上がることなく、二軍でも抑えていないという葛藤もありました。8月、9月になってチームが首位争いをする中で自分がこういう会見をするのは違うと思ったので、それだったら早く終わりたいと思いました」
シーズン中の引退を決めた理由については、そう話した上原。
個人ではなく巨人、つまりはチーム
チームのことを考え、若い選手の未来を考えた末の結論だとわかりました
5月中旬、レジェンドがシーズン終盤の優勝争いを考えているんだから、今年のジャイアンツは絶対に優勝しないと
1年ちょっとだけだったけど、レジェンドと過ごした時間は、若い選手たちにとってかけがえのないものだったと思います。
「手を抜いたことはない」姿は、見る人が見ればわかります
それは自分たちも一緒
「巨人に戻ってくるとは考えていなかった」そうですが、10年ぶりに復帰してくれて、再び上原浩治を生で応援することができて、本当に幸せな時間でした
特に、クライマックスシリーズでの魂のピッチングは忘れません
国際大会にめっぽう強く、上原以上に頼れるピッチャーはいないよな。
トリプル100について、「どのポジションも全うしたわけでもなく、中途半端に先発、中継ぎとやっていた感じですね」と言っていたけど、それは違うと思います。
どの役割でもこなせてしまう、ポテンシャルの高さがあるから
長きに渡り、すべてのポジションで結果を残せる選手は、そういるものではありません
あらためて、引退は残念ですが、プロに入団してから今日まで、ずっと応援できた日々に感謝
上原さん、21年間お疲れさまでした。
自分の中では、背番号19はずっと上原浩治さんです。
令和19日目に引退が明らかになったこと、もしかしたら最後まで「19」にこだわっていたのかなと思います
これからどういう道に進もうとも、ずっと応援しています
数え切れないほどの感動をありがとうございました。