発表会演目紹介1 長唄 「関の小万」 | 群馬の日舞・三味線教室 松景久若お稽古ブログ

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おはようございます松景久若です


日舞と言っても、中身がわからないから~~・・・

という声もあると思います溜め息
少しでも内容を理解していただいて、少しでも楽しんでいただけるよう、
今日から少しずつ、発表会の演目のご紹介をさせていただきますうえ

まずは・・・



プログラム15
長唄「関の小万」


(歌詞)
関の小万は亀山通ひ     「色を含むや冬ごもり」
まず初春の祝いにて     ぬふちょう袖の花笠
夏は涼しき網代笠      秋は高尾に染めたりな紅葉笠
それそれ小万またおどりだせ小万
てん手拍子がそん揃うた   そろたそろたそろそろそろ
月の笑顔に菅笠を揃えた   そりゃ誰が笠よそりゃ誰が笠よ
冬は雪見にかざす袖笠    花の都の御所塗笠よ
なりがようて        「さてさてどっこい」ようござる
花の一重は亀山の      花の一重は亀山の
見ても見あかぬ春景色




長唄以前とも言われるとても古い曲で、子供の手習いに踊られる
事が多く、基本が詰まった一曲です。


今の三重県亀山市にある関宿に縁のある、「小万」という女性が
登場しますが、小万の物語…というよりは音楽を楽しむ中に、
有名であった小万を盛り込んだという雰囲気です。



実は関宿の「小万」、二人いるのです。



亡き母の遺志を継ぎ、女の身でありながら18歳で見事父の仇討を
成し遂げた小万、そして、近松門左衛門「丹波与作待夜の小室節」
に出てくる女性、小万・・・

色々な唄の中でも混在してしまっているような感じもありますが、
この長唄の中でも、主に「関の小万は亀山通ひ」の部分以外は、
前述した通り内容は盛り込まれていませんのでどちらの小万か…
というよりは、踊りの基本の動き、少女の可愛らしい動作、
長唄の始まりともいえる曲のながれ・・・

そういったものを楽しんでいただけたらと思います!!


幼稚園の頃からお稽古に来始め、3年生になるMちゃんが踊りますきらきら
子供むけの童謡から一歩進んで、初めての長唄に挑戦ですうえ
お楽しみに☆


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