津市の表具屋「松尾表具店・店主」がお届けする今日のお話.。
昨日まで「津市久居アルスプラザ・ギャラリー」で開催しておりました「つくりびと展・拾四-光(ひかる)」も無事終了、会期中には台風の影響で大荒れの天気になる日があったにも関わらず、連日にわたりお客様の途切れることがない展覧会となり5日間トータルで773名もの方にご来場いただくことができました。
ご来場いただきました皆様はもちろん、ご来場がかなわないまでもお心を寄せていただきました皆様、そしてご一緒した12名のつくりびとたち、本当にありがとうございました。
今回の出展作品をご紹介させていただきます。
<店主の担当エリアです・今回は掛軸を2幅と写真を額装したものを6点展示させていただきました>
<「美」原田海光筆>
太筆で大胆に描かれた「美」の一文字を金襴裂の切り替え表具で仕立てました。
<作者の「原田海光さん」>
<課題の「吊るす」作品にも原田さんの「美(うつくしい人)」を使わせていただきました>
<無量寿経より「祝聖文」光永絢香筆>
いろいろと不安なことも多い今の世の中だからこそ大切にしたい8つの言葉を掛軸に仕立ててみました。
廻りの裂は草木染め(蓬)で染めたものを使いました。
<作者の光永絢香さん>
<今回はphotographer matsu_hyouとしての写真作品を和紙で額装したものを展示いたしました>
modelを務めてくれたのは大阪在住の「さくら◇」さん、3年ほどの間の10回の撮影からチョイスした6点の写真から構成しました。
<sceneⅩ「虹彩」2022.5.26 津>
<sceneⅣ「燦爛」2020.11.3 津>
<sceneⅥ「愛日」2021.2.21 奈良>
<sceneⅦ「晨星」2021.3.20 大阪>
<sceneⅢ「一閃」2020.7.20 大阪>
どの作品も思い入れの深いものばかりですが、その世界観を素敵といっていただけるお客様も多く、出展してよかったと感じました。
最終日にはmodelのさくら◇さんも来場してくれて・・
<記念のフォトブックを手に>
来年度のつくりびと展の日程も決まっており、そのステージに立つにはこれからますますの努力が必要ではありますが、一緒に作り上げていく仲間たちからの刺激を受けて、次年度も参加できるようにこれからもより一層精進してまいります覚悟ですので今後ともご指導のほど、よろしくお願いいたします。