「木彫りの動物たちとアンティーク家具との時を経た出会いに心が温かくなった日」 | 三重中勢の旬便り・・第二章・・ (津の表具師がお届けするARTなお話)

三重中勢の旬便り・・第二章・・ (津の表具師がお届けするARTなお話)

三重中勢地区(津市)にて、表具師を生業としています。地元に生かされている管理人の視点が捉えた、「旬」の話題をお伝えします。 ☆コメントは内容を確認後に公開させていただきます。

津市の表具屋「松尾表具店・店主」がお届けする今日のお話・・

 

先日、名古屋の『ヤマザキマザック美術館』で開催中の『木彫りどうぶつ美術館~はしもとみおの世界』を観てきました。

 


<エレベーターで4階の展示室についたらこの子が出迎えてくれます>

 

今回の展示、ずっと観てみたいと思っていた、いなべ市在住の彫刻家「はしもとみおさん」の作品が美術館で開催されると知り行く機会を狙っていたのですが、遺す会期あと一週間というところでようやく時間が取れて・・

 

 
<豪華な調度品の中に、表情豊かな木彫りどうぶつたちが・・>

 

 
<触ってもOKな子たちもいました>

 

 
<猫たちの部屋>

 

 

<ユニークな飾り方も>

 

更に、作品は彫刻だけにとどまらず・・

 

 
<絵も展示されていました>

 

アンティークで豪華な家具や調度品が展示されている美術館の中で、現代の若い作家が刻んだ木の動物たちが魅せる生き生きとした表情は観飽きることなく、何度も行ったり来たり、いろんな角度から眺めたりする人が多い展覧会でした。

 

もちろん、同館は所蔵品も見ごたえ十分で・・

 

 
<垂涎の「エミール=ガレ・コレクション」>

 

 
<ロココの名画が飾られた赤の部屋>

 
<印象派~現代へと続く西洋絵画の名品が並ぶ黄色、青の部屋>

ロココの名品と、アンティーク家具、遊び心いっぱいの木彫りの動物たち・・

芸術というものの懐の深さを感じたいい展覧会でした。

 

*なお、同美術館の展示作品は一部を除き撮影OKです。

 

◆木彫りどうぶつ美術館~はしもとみおの世界
◆2月25日(日)まで。
◆ヤマザキマザック美術館(名古屋・地下鉄新栄駅隣接)