「第11回・一洋会作品展」より店主の作品をご紹介します。 | 三重中勢の旬便り・・第二章・・ (津の表具師がお届けするARTなお話)

三重中勢の旬便り・・第二章・・ (津の表具師がお届けするARTなお話)

三重中勢地区(津市)にて、表具師を生業としています。地元に生かされている管理人の視点が捉えた、「旬」の話題をお伝えします。 ☆コメントは内容を確認後に公開させていただきます。

お陰を持ちまして盛況のうちに終了した「第11回・一洋会作品展」

拙いものではありますが、店主が出展した5点をご紹介します。

 

<店主の作品のエリアです>


<アキノコエ・F10>

昨年のつくりびと展が終わって一ヶ月ほどたったときのMIZUKIさんを描かせていただきました。
美容師の妹さんに髪を整えてもらったばかりということで、いつもよりも大人っぽい雰囲気の横顔です。


<うららかな陽の中で・F20>

年明けの飯高茶屋ライブ(モデルさんのお父様がメイン)の後に取材したMIZUKIさんです。
新しい場所での生活を始める前の不安の中にしっかりとした決意のようなものを感じ、絵の中で表現できたらと思い描かせていただきました。
背景の桜と菜の花はイメージで描いているので、ビミョーな点もありますが、そこは写真と違うところということで・・


<輪舞曲・F6>

女性像ばかりだとなんとなく圧迫感があるかなぁということで、静物画を描いてみました。
モチーフとした林檎は14年ほど前に始めた油彩画の最初のモチーフの一つ・・
描き方も何も分からない私に、師が唯一筆を入れたその作品の林檎(ひと筆だけ入れて頂きました)は今も越えられない壁となっていますが、観て頂いた方から「美味しそう♪」「転がって落ちそう!」との声も頂き、少しは描けてきているのかなぁっていう自信のようなものにもつながりました。

この3点と一緒にMIZUKIさんのご家族に入って頂いて記念撮影を・・

 
<いつも仲のいい素敵な御家族です。>

続いては・・


<兆し・M25>

初めてお会いした時から目の印象がとても強かった彼女をようやくくどき落としてモデルになって頂きました。
背景の紫と意味深なタイトルに、なにやらストーリーを感じる方の多かった作品です。

この作品には最終日にモデルの彼女も会いに来てくれて・・

 
<絵と同じポーズを決めてくれました☆>

そしてもう一枚・・


<聖夜・F20>

一昨年の夏から何度かコンサートを聴かせていただいているソプラノ歌手の「池田ゆりさん」を描かせていただきました。
取材したのは昨年末のミッドランドスクエアでのクリスマスコンサート・・
真っ赤なドレスが印象的で華やかな彼女がより華やかに映り、創作した星空を組み合わせてみました。

こちらも、最終日に名古屋からモデルになって頂いた池田さんが駆け付けてくれて・・

 
<「私がいる~♪」って喜んで頂きました。>

こちらも・・

 
<絵と同じポーズを・・多用な中駆けつけてくれた前葉津市長も一緒に☆>

「消え去る芸術をしている私にとって、ずっとそこにある芸術の中に自分がいるというのは不思議な気がする」と言われた歌姫の感想は同じ芸術を志している者として背筋がピンと伸びるような気がしました。

お二人の女神とは記念撮影も☆

 
<二人とも、これからも描いていいと仰って頂けました☆>

表具師の店主にとって、絵はあくまでも趣味の範囲内ではありますが、一枚一枚に掛ける想いはプロの方と同じように注いでいるつもりです。
来年も、「一洋会作品展」はこの時期に開催される予定ですので、その節も観に来てよかったと思って頂けるような絵を展示できるよう、今日からの日々も制作を続けていきたいと思います。

ご来場いただきました皆様、お気に掛けて頂きました皆様、メンバーの皆様、そして何よりも拙い絵のモデルを務めて頂いた3名の素敵なお嬢様、本当にありがとうございました。

↓歌姫のブログでも素敵に紹介して頂きました。↓