赤髭先生 | 町医者日記

赤髭先生

往診をしていると 一人暮らしの お爺ちゃんやお婆ちゃんの 往診を ときどき 頼まれます。中には ほとんど寝たきりの患者さんもいます、○さんは直腸ガンの手術をして 人工肛門をつけています。ガンが再発しています。食べれない 下痢 ですが 入院はしたくない。で 一人暮らし。食事は 近くの娘さんが運んできます。が ほとんど風呂もはいることがてきず 人工肛門からの下痢の処理もままならず 部屋は ちらかりほうだい 異様な 匂い です。さすがに 往診の日は 気をつかってくれて消臭剤をシュッとしてくれるのです               往くたびに入院を勧めるのですが がんとして拒否されます。で どうしようもなく 点滴だけして帰ります。          樺太生まれで (たしかカルーセル麻紀さんも?)海にもぐって 海老や魚を捕った話をなつかしそうにします 泣きながら 樺太に帰りたい 樺太にいた頃はよかったと言います。                 わずかな年金でアパートの家賃を払えば 残りわずか  でしょう      食べることも ままならず 自分で動くこともままならず                    で  毎年 この時期になると思い出します    税務署は この患者さんからも 診察代をとりなさい 未収は みとめません と。 で 喧嘩しました 税務署員に  お前が いって 診察代が未収ですから 払え と 言ってこい            この患者さん目の前にしてお金 払えとは よういわん お前が 言えるのなら言ってこい  と                しばらくして ○さん 亡くなりました                             未収金も収入とみなされて税金かかるのをその時知りました。                    赤髭先生 現代では無理じゃん  て 思いました