日銀は、誤りを認めへんな。政策の限界が枠組みの変更をもたらしたと強く否定しよった。どう見積もっても失敗やろ。
ほんでもって、ニッポンの経済・物価は大きく好転したんやて。物価が下落するという意味でのデフレではなくなったと自賛してんねん。
2年で2%の物価上昇目標は達成してへん。それは、原油価格の大幅下落、消費税の引き上げ、新興国経済の減速のせいやったと、、、ほんでニッポン人の物価観の特殊性のせいなんやて。これ自虐?
3年半前の決定したての金融緩和策に自信満々やったで。
2%の目標達成まで「2年程度」と約束したで。国債を大量購入し、物価上昇を信じ込ませようともしたで。小出しの追加策を重ねたりはせぇへんって言い切ったやろ?
日銀が銭をぎょうさん増やせば、2%の目標は達成できると言うてたんがそうならへんなかった。 更にや、2%の達成時期を先送りしよった。
なんやねん、消費税引き上げの影響や海外景気の鈍化を挙げて、明らかな言い訳、責任転嫁や。
新たな導入の枠組みは、異次元緩和を支える銭の量に主軸を置いた政策から金利重視の政策への大転換したようなもんや。
マイナス金利政策も、金融機関の収益を圧迫し、年金など長期の運用を一段と困難なものにしたりと、、、どこに正当化があんねん。
さてさて、自らまいた種は、自ら刈り取らなあかんねん。
先ずは、「2年を念頭に達成」の失敗の責任や。責任が追随してこそ、自由が生かされる。
日銀のもとに将来値下がりの恐れがある国債や投資信託といった資産が450兆円以上も積み上がげられてんねんで。日銀による大量購入に依存し、歪み切った国債市場を、将来どうやって正常化するんやろ?
もしやで、物価の上昇率が持続して2%を超えるようになれば、日銀は段階的に国債の購入額を減らすわけやけど、日銀という巨大な買い手が市場から手を引こうとした途端、価格が急落し、長期金利は急上昇してまうで。
ほんで、それを回避しようとすれば、また国債購入や。どうすんねん。行くも地獄、戻るも地獄やな。
これ、日銀だけの責任ちゃうで。アベノミクスの第一の矢に頼った政府の責任もあるわけやし、その政府でええねんとしたニッポン風潮の連帯責任は、逃れられへんよ。
これがニッポンの原型、原点から生じた業や。一神教に帰らず、帰ろうとすれば、悔い改めの段階で自虐やと言う。結局、罪観なくして多神八百万の原型、原点に帰ることこそ、ニッポンを取り戻すと、、、ここを選択したんやから、原理軌道に戻る復帰を放棄したわけや。
天(ハナ任)の再創造なんぞ、寝て見る「夢」に過ぎへんねや。道は遠ざかってんねん。

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