先日、あるピアノを試弾したのだが、鍵盤を最下部まで押した時の深さが浅い事に気付いた。これは明らかに浅く、目に見えて分かった。そこで世の中のピアノの鍵盤が下がる深さを調べた。
平均的なピアノの深さは10mmらしいが、スタインウェイは個体によって9mmしか下がらないらしい。GP-1000は11mmも下がる。GP-1000を購入した頃、ユニゾンや和音が同時に鳴りにくい気がしたが、その感覚は間違って無かった。
ヤマハやカワイに慣れるとスタインウェイが弾きにくいと言われるが、逆も然りであろう。しかし個人的には普段深い鍵盤で練習している方が、浅い鍵盤にすぐ対応出来ると思う。かと言って、試弾した浅いピアノはすぐ弾けたが、浅いからと言って、スタインウェイの様にちょっと強めに弾いただけでバカデカい音が出るセンシティブなピアノもコントロールが大変だと思う。
モーツァルトの時代の話で、こういうのがあった。フォルテピアノはチェンバロより鍵盤が深く沈むので、チェンバロ奏者はフォルテピアノに苦労したそうだ。因みに、この時代のフォルテピアノは規格がなく4mm~6mmだったらしい。
カシオGPシリーズは、鍵盤が深く下がるが鍵盤自体は非常に軽い。ベヒシュタインから何度もダメ出しを食らったらしいが11mmの深さというのはどうなのだろか?深すぎないだろうか?今のところ、教室のピアノが弾けないということはないが、鍵盤が重いヤマハC3を弾くと、弾きづらさを感じる。
ピアニストはどんなピアノでも弾けないといけないので、アップライトも含め複数台のピアノを所有している人もいるらしい。
という訳で中々面白い体験だった。