数年前、テレビ番組でやたらと江戸散歩が取り上げられてましたねー。
ビルなど高い建物がたくさん建つと地形がわからなくなるし、自分がどのあたりにいるのかもよくわからない。
地図を見ながら歩くと位置関係がはっきりするから便利だし分かりやすい!
それを江戸時代の古地図を被せてみたらどうなのか?
ここは伊達藩の屋敷だったとか、この場所が忠臣蔵の舞台だった場所だったのか!など結構楽しめると思います。
わたしもやってみたいなー、とは思っています。
会社のお昼休みを利用して近くを散歩しています。
(散歩というよりダイエットを兼ねた軽い運動)
赤坂~六本木周辺は大使館がたくさんあります。
東京には120くらいの大使館があるそうで、そのうち70近くが港区だとか。
さらに赤坂・麻布・六本木エリアには40ほどが集中してるんだって。
特にヨーロッパの有名な国の大使館は赤坂・六本木あたりにあります。
スペイン大使館の前にはスウェーデン大使館!
ロシア大使館もこの近辺だったはず。
小さな国はマンションの一室が大使館だったりします。
赤坂エリアの一番端っこにあの国の大使館が・・・
アメリカ大使館!
警察官の数がハンパないんですわー。
ここだけは警備が厳しくて、大使館側の歩道は常時封鎖されてます。
うっかり通ろうものなら即職質!
通れるのは大使館の人だけ!
大使館のなかは治外法権だけど、アメリカ大使館の場合外側も治外法権なんです。
近くで写真撮ると100%職質されるしスマホも取り上げられるかも知れないから遠くから撮影(;´Д`)
なんでこんなに大使館が多いかというと、明治になったときに大使館を設置するとなったときに主人を失った「大名屋敷」が提供されたからだそうです。
武士の時代は終わって、支配していた土地や屋敷は新政府によって没収されましたからね。
大名屋敷や旗本屋敷が集中していた赤坂~六本木エリアに大使館が多いのはこういった歴史があるからなんです。
(何度か取り上げた旗本・勝海舟の屋敷は赤坂でした)
赤坂エリアの北側(千代田区永田町)に首相官邸をはじめとした官公庁が多いのも同じ理由でしょう(たぶんです)
なお天皇のお住まいである皇居は元江戸城です。
大使館巡りのお散歩をしていると・・・
ガケに出たんです。
この辺は坂が非常に多く、ヤマやタニがたくさんあるんですよね。
オフィス街だと気付きにくいのですが、実は同じビルのなかでも高低差があったりします。
この画像だとわかりにくいのですが、10メートル以上(3階~4階ほどの高さ)はあると思います。
かなり大きな土地を整備しているみたいですけど、オフィスビルを建てるにはちょっと小さい。
マンションでもつくるのかな?
と思っていると・・・
ん?
変だね!?
どこかで見たことあるような掘り方ですなぁ。
丸い部分は柱とかだったのか!?
まるで遺跡の発掘のようだ!
ですよね?
こっちは外壁のように見えますねー。
も、もしかして遺跡が出てきたのか!?
この敷地の向こうでも掘っているぞ!
20人くらいがしゃがんで手作業で掘っています。
よくテレビでやってる発掘作業だ!
と思ったんですが、レトロンには2つの疑問が湧いてきました。
1つは、手作業で掘っている人たちがヘルメット被って工事現場で履くような作業着(ニッカポッカとか)なので、学術的な発掘にしてはおかしい。
もう1つは、都心なので江戸時代から更地だったわけはなく、これ以前に家やビルなどの建物があったはず。それらを建てるときに遺跡は見つからなかったのか?
という疑問です。
とりあえず降りて話を聞いてみたいと思います!
坂を降りていく途中、西洋のオバケ屋敷みたいな(おそらく)廃墟が・・・
夜だったらすげー怖いよぉ。
この辺りは古い家が多いんです。
でも振り返ると摩天楼のようなオフィスビルが建ち並んでいるというアンバランス!
まるでゴーストタウン・・・
古い家、つまり昔からここに住んでいる人がいるはずなのに、まったく「気配」がしないんですよ!
アパートなどもあるし、人が歩いてなくても生活してるのがわかる雰囲気があってもいいんですけど・・・それが感じられない。
洗濯物もみえないし、カーテンも開いたままとか。
車もないし通らない。
どの家もツタが絡み放題で・・・こんなことってないよね?
でも植木鉢に花は咲いているんだから誰かが水やりしてるんですよね。
降りてみると向こう側には東京タワー。
反対側(降りてきた側)にはオフィスビルがたくさん!
左側の大きなビルにはレトロンが大好きなテレ東が入っています!
ちょっと高い位置に家が建っているの、わかりますか?
発掘現場に行ってみると、やっぱり発掘作業をしているように見えますね。
でも、工事現場で働いている人のようにも見えます。
警備員のおっちゃんがいたので聞いてみたんです。
偶然なのか、そのおっちゃんは歴史が好きなようで色々教えてくれました!!
まずこのエリア一帯にオフィスビルが建設されるとのこと(62階だって)。
そしてこれは遺跡の発掘ではなく、もとは旗本屋敷があった場所でお茶碗とかの生活品が出土したため丁寧に採取してるんだって。
なるほどー。
だから工事現場の人が作業してたんだ。
アソコは上杉の屋敷だとか色々教えてくれました。
車も人も通らないところだから暇だったのかも知れない(あとで出てきます)
向こう側に壁がみえると思うんだけど、あそこはガケで10メートルほどある。
(隣のマンションが4階建てなので高さがわかる)
つまりここは谷底ってわけだ。
振り向くと向こう側はガケ。
一番最初の写真はあの上から撮影したものです。
これだけみると遺跡の発掘のように見えますよねー。
他にもおっちゃんが教えてくれました。
【このあたり一帯】をオフィスビルにするそう。
なんと、この谷の高低差をなくしてしまいガケの上にあるオフィスビルと同じ高さにしてしまうんだって(;´∀`)
おいおい、いくらなんでもそりゃ無理だよー。
って思ったんだけど、港区のビルといえば「森ビル」。(森ビル、という会社です)
六本木ヒルズは森ビルで、もともとあんなビルが建てられるような場所でなかったのは有名な話でうs。
聞いてみるとやはり「森ビル」が開発!
それからゴーストタウンのようだった理由もわかった気がします。
おそらく立ち退きをしたんでしょう。
住んでいる人もほとんどいないし、会社もないはずだから車も人も通らない。
(だからおっちゃんは暇そうだったのかもw)
虎ノ門・麻布台再開発って書いてある。
あちらこちらで工事してるし!
こりゃ本当なのかも?
(虎ノ門と麻布台にまたがって再開発、ということは広いエリアを再開発するということでしょう)
どうやら本気のようですww
以上、発掘現場
からでした!
( ゚∀゚ )