クリントン氏は最初の(心臓)発作のときには「きっともう死ぬのだろうと思った」と述懐しています。 | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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記事ランキングで2位をいただいた記事において、ブログをこんな文章で締めくくりました。

 

「血管の欠陥」から全身を考えるという記事のラストです。

 

すなわち、心臓と脳と全身の筋肉とそして陰茎・陰核がすべて同じ抽象度で見えるのが「血管の欠陥」の強みです。心臓のように物言わぬ臓器ではなく、フィードバックを取りやすい臓器で先にチェックをすべきという意味の記事の最後の文章です。

 

そして、「血管の欠陥」は全身につながっているのです。

「♫線路は続くよどこまでも♫」です。

血管も、その欠陥すらも全身につながっているのです。

(そしてこの話もまた始まったばかりです。次はもっと恐ろしい現実に我々は直面します。対岸の火事ではないのです。40代を超えたおじさんではないことで安心してはいけません。もうお尻に火はついているのです)

 

c.f.こうした理由から、EDは「陰茎の狭心症」と呼ばれるほどだ〜結界の決壊、血管の欠陥〜 2024年08月17日 テーマ:講座案内 公式ジャンル記事ランキング:整体・リラクゼーション2位

対岸の火事ではないのです。

 

我々のお尻にはすでに火がついているのです。

 

って、いつから??

 

まだ?

 

もう?

 

 

というわけで、セミナーでもちらっと紹介した話をここでも引きます。

 

どういう話かと言えば、昔話です。古い話です。

 

1953年と言えば、まだ生まれていない人も多いでしょう。

 

そのときに(現代においても)心臓病発症に関するパラダイムシフトとなるような画期的な研究が発表されました。

 

どのような研究かと言えば、、、

 

平均年齢22歳、300名の健康なアメリカ人の若者の心臓を見てみたところ、77%にすでに冠動脈アテローム性動脈硬化の症状がはっきりと認められたそうです。

 

繰り返しますが、平均年齢22歳の若者です。それも健康な若者です。

 

健康というか、彼らは軍人でした。

 

朝鮮戦争で犠牲になった米軍兵です。その死体解剖の結果が衝撃的でした。

 

平均年齢22歳の米軍兵の77%が動脈硬化です。

 

 

それもこれは1953年の研究です。もうそこから半世紀以上経っています。

 

 

では、どこまで遡るのかと言えば、恐るべきことです。

 

戦死者ではなく、事故死の方の解剖をした結果もまたすごいです。

 

事故による死者(3−26歳)の解剖を行なったところ、アメリカの子どもたちはほとんどが10歳頃には、アテローム性動脈硬化の第一段階である「脂肪線条」が認められたそうです。

 

いや、もっと深堀りすると、これはイタリアの研究ですが、流産で亡くなった胎児や、早産で亡くなった新生児の動脈を調べたら、母親のLDLコレステロールが高い場合は、胎児の動脈に病変が見れれる可能性が高いのです。

 

すなわち、赤ん坊からの可能性があります。

10代では兆候が見られ、20代では7割が動脈硬化となり、40代、50代に死に始めます。

 

これまで見てきた糖尿病や癌と似て、心臓病も人生を通じてゆっくりと成長するのです。

 

 

心臓発作は初回でかなりの方が亡くなります。

 

 

その人も初回の発作のときは、「もう死ぬのだろう」と思ったそうです。

 

一度目の発作のときは、閉塞した心臓の血管の四個所にバイパス手術を受けました。

 

しかし、バイパス手術はあくまでも対処療法です。

 

その6年後には、そのバイパスのうちの二本が詰まってしまいます。

そして、恐るべきことに二度目の心臓発作を起こします。

 

その後、バイパス手術やステント治療が解決にならないことを知ったその方は、一念発起しある方法を試します。我々の言い方を使うならば、赤道を目指したのです。

 

 

その結果として、驚くべきことに、3ヶ月で11kgの減量に成功し、高校生のときのスタイルを取り戻し、持病の心臓病を克服しました。

 

それがビル・クリントン元大統領です。

 

 

この赤道プロジェクトは(赤道クラブから名前が変わっている?!変わっていません)、正直言って、奇妙さがつきまといます。

 

反応の速さが僕等のような気功を使っている人間にとって必須に馴染み深いのです。

 

もちろん数十年に渡るツケを一瞬で払うことはできません。同じくらいの長きに渡った時間をかける覚悟を持つことは大事です。ただし、覚悟があれば、何でもできる!!( ー`дー´)キリッ

 

そして、僕等のお尻には火がついています。

そしてその火をつけたのは誰かを正確に理解する必要があります。

 

 

【書籍紹介】

クリントン元大統領のエピソードについてはこちら。

 

アメリカではこの本のアドバイスに従って心臓病を克服した人の例は枚挙にいとまがありません。ビル・クリントン元大統領もその一人です。一〇年前、本書と本書の「前書き」を書いているコーネル大学栄養生化学部名誉教授T・コリン・キャンベル博士の『チャイナ・スタディ』を読んだクリントン氏は、わずか三か月足らずで、二四ポンド(約一一kg)減量し、持病の心臓病を完全に克服したのです。
 クリントン氏は大統領職を二期務めたあと、二〇〇四年と二〇一〇年に心臓発作を起こしています。一度目の発作のときは、閉塞した心臓の血管の四個所バイパス手術を受け、六年後には、そのバイパスのうちの二本が詰まってしまったために、二度目の心臓発作を起こし、ステント治療を受けています。
 クリントン氏は最初の発作のときには「きっともう死ぬのだろうと思った」と述懐しています。実は、バイパス手術やステント治療などは、一時的な効果しかなく、心臓の血管は再び詰まってしまうのです。
 ステント治療を受けたあとでそのことを知ったクリントン氏は、心臓にトラブルがあった人でも、食習慣を変えてこの病気を完全に治した例がたくさんあることを本書と『チャイナ・スタディ』を読んで知り、自分にもできるかもしれないと思ってチャレンジしたと言います。

 

クリントン元大統領が用いたのがこちらの本↓

 

朝鮮戦争時の驚くべき研究についてはこちら。
これが半世紀以上前にすでに発表されていることにも驚きです。

 

1953年、心臓病の発症に関する認識を覆すような研究が、『米国医師会ジャーナル』で発表された。その研究では、朝鮮戦争で犠牲となった300名のアメリカ兵(平均年齢22歳)の死体解剖が行われた。
 その結果、驚いたことに、77パーセントの兵士にはすでに冠動脈アテローム性動脈硬化の症状がはっきりと認められた。なかには動脈の90パーセントが詰まっている人たちもいた。報告書ではつぎのように述べている。「この研究によって、冠動脈心疾患の診断が下される数年あるいは数十年前から、冠動脈におけるアテローム硬化性変化の症状がすでに現れているという、衝撃的な事実が判明した」
 その後の研究において、事故による死者(3〜26歳)の解剖を行なったところ、アメリカの子どもたちはほとんどの場合、10歳ごろには、アテローム性動脈硬化の第一段階である「脂肪線条」が認められることがわかった。20代、30代になると、この脂肪線条が発達して、朝鮮戦争で亡くなった若い兵士たちの体内で確認されたような「プラーク」になる。やがて40代、50代になると、心臓病による死者が出始める。
いま、このくだりを読んでいるあなたが10歳以上ならば、問題は「心臓病にならないように、健康的な食生活をすべきか」ではなく、「すでになりかけている心臓病の発病を防ぐには、どうすればよいか」なのだ。
 では、脂肪線条はいつごろからでき始めるのだろうか?じつは、アテローム性動脈硬化は生まれる前から始まっている場合もある。イタリアの研究では、流産で亡くなった胎児や、早産ですぐに亡くなった新生児の動脈の状態を調査した。その結果、母親のLDLコレストロール値が高い場合は、胎児の動脈に病変が見られる可能性が高いことが判明した。この研究結果によって、アテローム性動脈硬化は、子どものころに栄養性疾患として発症するだけでなく、胎児のころから始まる可能性があることがわかった。
 妊婦が喫煙や飲酒を控えるのは、もはや当たり前になっている。それと同じで、これから生まれてくる子どもたちのために、健康的な食生活を始めるのに早すぎることはない。
『米国心臓学ジャーナル』の編集主幹、ウィリアム・C・ロバーツ博士によれば、アテローム性動脈硬化のプラーク形成につながるもっとも強力な危険因子は、LDLコレステロール値の上昇だ。実際、LDLコレステロールは、動脈にコレステロールを沈着させる働きがあることから、「悪玉」コレステロールと呼ばれる。事故で亡くなった数千名の若者の死体解剖の結果を調査したところ、血中のコレステロール値はアテローム性硬化の量と密接な相関関係があることがわかった。LDLコレステロール値を急激に下げるには、つぎの3つの摂取量を大幅に減らす必要がある。加工食品や肉や乳製品に含まれるトランス脂肪と、おもに動物性食品やスナック菓子に含まれる飽和脂肪、そして卵などの畜産食品のみに含まれる食品性コレステロールだ。
 共通点に気がついただろうか? 悪玉コレステロールを上昇させる3つのもの、すなわち死因第1位の病気の最大の危険因子は、すべて動物性食品と加工食品を食べることによって体内に入る。それを考えれば、昔から菜食を中心とする食生活を送っている人びとが住む地域には、心臓病の蔓延が見られないことも説明がつく。