ゴールの臨場感を上げるというと、何やら難しいことのように感じます。
もしくは、「できます！」と思ってしまい、間違った夢想に走ったりするのも避けたいところです。
ポイントは「動き出す！」ことにあります。
心が動き出し、身体が動き出す感じです（感じというか、実際に動いちゃう、ついやってしまうが正しいです）。
ただ間違いやすいのは「行動せよ」ということではないということです。いや、行動には強い力があるのですが、気をつけないとHave toになってしまうのです。
あくまでもWant toで衝動的に身体が動いてしまう、いや、まず心が動き、身体もつい動いてしまうのが良いのです。
と、ぐちゃぐちゃ書いていると、また長くなるので、本題から！
ゴールの臨場感を上げるというと何やら難しいことのように感じますが、実はシンプルです。その感覚を掴みさえすれば、何度でも使えます。そしてそれだけで人生を構成することができれば、最高です。どんなに不遇でも、どんなにきつい状況でも幸福です（これが、「身銭を切れ（Skin in the game）」のタレブの精神だと考えます）。
で、その方法はシンプルです。
方法というか感触ですね。
それは、「ディズニーランドへ行く朝」「ゴルフに行く朝」「デートに行く日の朝」の感覚です。
ディズニーランドが好きで好きで仕方なければ、前日から、いや計画した日からワクワクでしょう。
朝早いとしても開園と同時に入りたいとなったら、始発の電車に乗ってしまうでしょう。もう朝からハイテンションかもしれません。
朝が辛くて仕方ないモーレツサラリーマンでも（←古い）、大好きなゴルフに行く朝なら、起こされずに起きてしまうでしょう。
大好きな彼とのデートの日の朝ならば、めっちゃ早起きして、しっかり入浴して、選んだはずのコーデも長い時間をかけて選び直したりして、髪の毛の一本一本の流れも気になってしまうはず。
この「居ても立っても居られない」感じ、身体がスッと動いてしまう感じ、朝爽やかに目が覚めてしまう感じ、めっちゃ興奮している感じ、これらが「ゴールの臨場感」そのものです。
ワクワクもするし、ドキドキもするし、身体が動いてしまうし、考え込んでしまうし、自分が大慌てになってしまう感じ。
こんな体験は過去にたくさんあるはず。
それを（というかその感触を）思いだすことです。
思い出せないときは、ディズニーランドに行く計画を立てたらどうでしょう？
もしくは大好きな映画の公開日を待ってみるとか。
大好きな人と会う約束をとりつけてみるとか。
そして、妄想を膨らませていきます（「まといのば」では「妄想の暴走」と言います、良くも悪くも）。
そして、そのドキドキ感や焦燥感、身体がつい動いてしまう、頭がフル回転してしまう感じをたっぷりと味わったら、同時にその自分をメタ視点で良く見ておきます。良く見て良く覚えておくのです。
「感触」というのは実は増幅可能であり、コピー可能なのです（これは隠れた気功上達の肝！）。
普通であれば、たとえば、ディズニーランドに対して、対応してドキドキがあり、ゴルフに対してワクワクがあると考えてしまいます。ディズニーランドが原因で、興奮が結果だと思いがちです。
その通りはその通りなのですが、その結果だけを他に移植することが可能なのです。
自分が全く興奮しない事象に「ディズニーランドの興奮」を移植して、ドキドキすることも可能なのです（演技的だな〜と思ったら、その感覚は正しいです。記憶のパッチワークとしてのメソッド演技ですね、詳しくは過去記事を）。
もちろん最初は「自分が全く興奮しない事象に「ディズニーランドの興奮」を移植」などと難易度の高いことをせず、多少好きな事象に「ディズニーランドの興奮」を付け足すのが良い鍛錬となるでしょう。
これを心がけると、「機会の通り道」のゲートが次々と開き始めるのです。
