こんな夢を見た。腕組をして枕元に坐っていると、仰向に寝た女が、静かな声でもう死にますと云う。 | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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僕らの師匠はかつてこんな風にIQを定義していました。

 

一般にはIQとは知能指数のことであり、子供に対する検査によって定義されるものでしたが(今でもある意味ではそうです)、それが拡張されていまや抽象的な、、、、とずいぶん前に書き出したのですが、あまり面白くないので、やめます。

 

ちなみにオチはシンプルで「意識状態」ということです。これも以前、書きました。

 

 

で、新しいオープニングは夏目漱石の「夢十夜」です。

 

「こんな夢を見た」で始まる漱石のほぼ晩年の作品。

 

 

 

第一夜

 

 こんな夢を見た。

 腕組をして枕元に坐(すわ)っていると、仰向(あおむき)に寝た女が、静かな声でもう死にますと云う。
(略)
女は静かな調子を一段張り上げて、

「百年待っていて下さい」と思い切った声で云った。

「百年、私の墓の傍そばに坐って待っていて下さい。きっと逢いに来ますから」

空海も未だに「生まれ生まれ生まれ生まれて生の始めに暗く 死に死に死に死んで死の終わりに冥(くら)し」を生きているのでしょうし、天竺のグルもまたその墓場の中で数千年待つのでしょう。

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三界の狂人は狂せることを知らず 四生の盲者は盲なることを識らず
生まれ生まれ生まれ生まれて生のはじめに暗く
死に死に死に死んで死の終わりに冥し

 

その意味で(「こんな夢を見た」の意味で)、僕も「こんな夢を見ました」。

 

あ、「こんな夢を見た」ということで言えば、幼い頃に見た黒澤明監督の「こんな夢を見た」で始まる映画「夢」が脳裏に浮かびます。

非常に美しい映像でした。

 

 

 

で、どんな夢を見たかと言えば、、、、寄り道しすぎて、忘れそうですが、こんな夢でした。

 

そこの医師は(それも優秀な医師は)、料理の名手であり、そして薬草メインですが植物学にも長けており、実際に外に出れば、草木を見て、どんな植物でどんな薬が取れるのかを示せました。

 

僕らにとって筆授の内容を彼らはリアルに生きていました。

その感触が得られただけでも良い夢でした。我々は書き写してテクストとしてお勉強として学びたいのではなく、その世界を生きたいのです。

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最澄は「依憑天台宗序」において、「新来ノ真言家、則チ筆受之相承ヲ泯ス」(司馬遼太郎「空海の風景」下巻p.293)

 

ただ気になるのは、そしてそれは正しいのでしょうが、医食同源(←日本での造語)はもとより薬食同源(中国医学)ではないということです。薬と食事は明らかに区別されていました。それは幾度も繰り返されました。これは非常に面白いです。ここにプラントパラドックスな視点が入ってくるのでしょう(植物は毒であり薬なのです。少量ならば薬になります)。

 

また、バクテリアという概念が寡聞にして、ありませんでした。

これは数千年前になかったからなのか、僕が観えていないだけなのか、、、、。

おそらくは後者だと思いますし、この先明瞭な形で(古典書にも)言及されているのが分かるのだろうと思います。

バクテリアは(人間や他の生物と同じく)集団で動き、集団で機能します(脳細胞1つは考えることも感じることもなさそうですが、その脳細胞が寄り集まって、自我や意識が生まれ、喜び悲しみ動き回ります)。その集団性ということをきわめて抽象化して、3つの困難(病素)に集約すると考えるべきなのかもしれません(そしてその3つの組み合わせに)。ここらへんは浅学非才にしてまだまだわかりません。これからの課題です。

 

 

 

というわけで(どういうわけだ)、T理論OnLineMenTorという講座の第4講座の感想を頂きました!!

 

ありがとうございます!!

ネタバレが嫌な方は受講後にお読みください!

 

 

T理論メンター4-2感想

今回は一言でいうと
抽象度が上がる
です。
面白いです^ ^。
どこに視点があるかがいかに重要かがわかる内容でした。

どの視点で見るかによって
見え方がまるで違うので理解や考え方の根本が変化します。

生命なのか情報なのか、物理空間にあるのか情報空間にあるのか、ランダムなのか秩序なのか、知性に依存するとはどんなことなのか。
その間をあっちにいったりこっちに行ったりしながら、
どんどん自分の視点が変わっていくことを実感できるすごい内容でした!

また次回も楽しみにしています♪

視点の移動、大事ですね!

そして僕らのホメオスタシスとしては、自分のこの瞬間たまたまな視点をなぜか絶対視して、固定してしまう癖があります。それは生存戦略としては有効だったのでしょうが、この先の未来には不便です。視点が移動していることに気付き、そして自分のゴールから見た「視点」を内面化しましょう。そうすれば、素早くゴールへ移動できます!