ですから私はこの3年が異常だったとは全く思いません。むしろ異常だったのは、それ以前の30年あまり | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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劉慈欣の壮大なSF小説である「三体」がいよいよ映像化されるそうで、とても楽しみです。

Netflixです。

 

映像化ってものすごく大事で、たとえば「進撃の巨人」は映像化が無ければ跳ねなかったでしょうし(作品は素晴らしいけど、あの絵が受け付けないという友人たちは多くいました)。呪術廻戦や鬼滅の刃も同様です。

 

 

 

漫画を読むとバカになると言っていた昭和の知識人もいましたが(その対象がテレビになり、ゲームになり、SNSになり、メタバースになるのでしょう)、漫画にもリテラシーと熱心さが必要です(もちろん映像にも)。

 

だからこそ映画化やドラマ化、アニメーション化などの映像化によって多くの人がその世界に入りやすくなることは事実です。

 

ですので、SF小説は敷居が高くても、SFドラマというか映像化作品であれば、多くの人の目に止まり、社会現象化すると思います(すでに『三体』は社会現象ですが、もっと広がるという意味で)。

(そう言えば、Dr.Tが国会議員へのブリーフィングは漫画にしないと見てくれないという主旨のことをぼやいていました)

ちなみに「まといのば」も(そう見えないでしょうが)、大衆化のためのコストは払っています(つもりです)。セッション中心からセミナーに切り替え、音声教材から動画教材へ切り替え、動画教材主体のOnLine MenTorのような企画を開始して4年になります。ラガードな「まといのば」としてはこれでも急いで移動していますw。ラガードというのは、黒電話がなくなったから携帯電話を買う層のこと。

 

 

我々のメンバーの中にはすでにメタバースでセミナーをやっている人がいて、その映像を以前、見せていただきましたが、素晴らしいものでした(その方はシステムの開発からやっています)。

そのような姿に憧れますが、身の丈に会わないことはしないほうが良いので、僕らは僕らの得意なところで戦います。ただ時代に引きずられて、動画教材などは配信している状況です。
余談ながら、OnLine MenTorも一旦「リニューアル」版は終わりましたが、リブート版(それだとパクリっぽいのでw)リゼレクション版(マトリックスの失敗した最新作みたいですね)などをこの2月あたりかた再開しようかとも思っています。それはプロに向けた企画で、再スタートを切るプロヒーラーのためのOnLine MenTorです。これはまだ未定。

 

というわけで、『三体』(劉慈欣)のNetflix化は大歓迎!!という話です!

 

『三体』などの素晴らしいSFによって、我々は脳をマッサージし、さびついた灰色の脳細胞と想像力をマッサージします。そして宇宙の果てまでストレッチできるようにウォームアップしましょう!!

 

*『3Body Problem(三体)』は31分あたりから!
*こちらはNetflixのグローバルファンインベント!!(Tudum)


「まといのば」も映像化と漫画化と小説化を激しく進める1年にします!!
というのはもちろん冗談で、今日の主題は『三体』著者の劉慈欣のインタビューです!!

 

いま起きていることの異常さはSF作品に比べたら異常ではなく、歴史を学ぶものからすれば通常運行ということを確認した上で、パンデミックとインフォデミックとリアル戦争と認知戦の異常な事態をこうまとめて見せます。
 

(引用開始)

 

ですから私はこの3年が異常だったとは全く思いません。

 

むしろ異常だったのは、それ以前の30年あまりの方です。

 

東西冷戦が終結して以降の30年あまりとういうのは、非常に平和な時代でした。あらゆる国家が相互に非常に密接な通商関係を持ち、平和に交流し、各国の技術水準と経済規模を伸ばしてきました。

 

しかし、これは人類の歴史においては例外的な状況です。

 

(引用終了)

 

 

 

ちなみに、劉慈欣さんが新海誠監督や『オネアミスの翼』に言及しているのは(別の)こちらのインタビュー(セミナーでよく言及しますね)。

 

 日本のSFでは、小松左京の「日本沈没」や田中芳樹の「銀河英雄伝説」がお気に入りだ。最近は小松ほどの重量級の作家が出てこないと感じており、むしろ注目しているのはアニメだという。

 「攻殻機動隊」「王立宇宙軍 オネアミスの翼」など主要な作品はだいたい見ている。SFではないが、最近のお気に入りは新海誠監督の「秒速5センチメートル」だ。「日本の作品には、宮崎駿監督の映画のように、欧米のSFにはないロマンチックで詩的な感じがある」と評価した。

 

 

 

小松左京さんの「日本沈没」を「三体」では参考にしているというインタビュー記事もありました!

劉:日本のSF小説は、大きなところを見る部分が残されていると思います。『三体』は日本のSF、具体的には小松左京先生の『日本沈没』の影響を受けています。日本のSFからインスピレーションを得たものは多いです。

 日本人にとっては、島国ということもあり、沈没というのは大きな恐怖だったのではないかと思うんです。中国人としては、沈没といわれてもピンとこないんですね。では、中国人にとってなにが一番恐怖に感じるのかというと、未知のものが侵入してくるということではないかと思ったんです。それで『三体』を書こうと思いました。私が書くようなSF小説は、中国のSFの主流ではなくて、むしろちょっと特殊分野に入る感じです。『三体』のようなSFを中国で探そうとすると大変ですね。

 

*この記事でも言及されている「世界SF会議」については一番下に!
 

「銀河英雄伝説」(略して「銀雄伝」は僕らの中学生高校生時代に大流行しました)もまた映像化しましたし、すごいこと!

オネアミスも30年ぶりに劇場公開されました。

 

30年ぶりに4Kリマスターで。

 

攻殻機動隊はスカーレット・ヨハンソンで映画化されました!

 

 

*オネアミスは完全な異世界を作り上げたという点で、AVATARと似ていると思います。AVATAR(Way of Water)の評価としては岡田斗司夫さんに賛成です。ただ、僕としてはこのAVTAR世界はメタバースの人気のある国家というかコミュニティーになると邪推しています。だから物語などどうでも良いのかな、と。

 

このインタビューのこの部分の直前に監視社会というかパノプティコンについて言及しています。

 

ジョージ・オーウェルの「1984年」も好きな作品だ。SFの視点から現実を見る視点と、現実を描く力量のすごみを感じる。ただ、超監視社会が今の中国に通じるという見方には反論した。「今の中国は昔の中国よりずいぶん開放的になっている。あちこちに監視カメラがあるではないかと言うなら、米国や英国だって一緒だ」

他のインタビューでも、『1984』には世界はならないと言及していました。そこまで愚かではない、と。

 

なんかとっちらかりましたが、本稿で言いたいことはシンプルです。

 

劉慈欣さんの言う通りです。

 

私はこの3年が異常だったとは全く思いません。

 

むしろ異常だったのは、それ以前の30年あまりの方です。

 

歴史を虚心に学ぶなら、いつでも変革期であり、いつでも動乱期です。

A・ピアスの「悪魔の辞典」を子供の頃から愛読している身としては、平和とは「戦争と戦争の間の小休止」という皮肉にニヤリと笑いつつもその厳粛な真理に身震いします。

異常だった良い時代が終わり、普通の時代に入っていきます。

楽しみましょう!!

 

 

【動画紹介】

 

 

 

 


*こちらだけでも!必見!劉慈欣本人が異星人のコンタクトについて語っています!!

 

ラストはかてぃんさんの演奏で「秒速5センチメートル」(新海誠監督)から『想い出は遠くの日々 / 天門』を!