「我々は黄昏に生きる(宵に友なし)」「世界の見方を変える」「過去に未来を持つ」って「何なんw」? | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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今月末の「まといのば」講座は「TENETの物理学」という題して、物理学的な解釈を徹底的にやりたいと思っています。

今日のTENET講座ではなく、今月末の講座です!(29日の予定ですが、実験的に30日にしようかと悩み中。木曜日より金曜日の方が受講しやすいかも、と)。

 

とは言え、映画の解釈ではもちろんなく、TENETの背景にある物理学の話しです。

 

たとえば、時間の逆行に関しては、「アルゴリズム」に関してはたとえばビッグクランチが物理学として対応し(とするといろいろとまた謎が深まりますが、また別な視点で映画を楽しめます)、回転扉に関してはファインマンダイアグラムが思い出されるのではないかと思います。

 

ポジトロン(陽電子)は時間を逆行しているように見えます。

そしてポジトロンは普通に医療現場で使われています。ポジトロン断層法、通称PETですね。

 

 

 

インセプションにせよ、Arrival(『メッセージ』)にせよ、我々にとっては良い予兆として機能してくれているのです(むしろ分かりにくい、、、シンプルに言えば、我々にとって良い教材ということです)。

 

 

 

 

本日の「TENET講座」では物理学にはあまり拘泥(こうでい)しません。

物理学についてやれば、おそらくは6時間あっても終わらないからです。

そのかわり、、、、TENETな展開として、先に結論から行きます。

結果が起きてから、原因へと向かう。で、原因と具体的に向かうのは「TENET物理学」講座でお楽しみに。

というか、きちんとゼロから(ニュートン力学から)やります。

ラプラスの魔、熱力学、マクスウェルの魔を通り、相対論、量子論を通過して、ループ量子重力理論まで(^o^)

 

最近の面白い研究では昨年(2019年)に量子コンピューターを用いた実験で時間が逆転する現象が捉えられました。

https://www.nature.com/articles/s41598-019-40765-6

 

 

 

最近メンバーの中でも再び盛り上がっているカルロ・ロベッリは「時間は存在しない」と言います。

 

門外漢として、外から眺めている(無責任な)感じで言えば(笑)、いろいろとよりはっきりしてきたという感じがしています。

 

そして偉大なのはやはりマクスウェルですね。

アインシュタインが最も影響を受けたのは(マッハではなくw)マクスウェルと言われますし、熱力学を情報理論と組み合わせたのもマクスウェルの予想(マクスウェルの魔)ゆえです。もちろん電磁気学におけるマクスウェル方程式も重要です。

 

 

それはともかくとして、、今回のTENET講座ではざっくりと結論を提示します。

ただし、それは試行錯誤の冒険を通過して到達すべきGoalであることは間違いありません。

(逆行弾の解説シーンでShootではなく、Catchだというのはよく分かるな〜と思いました。

Goalというとそれにめがけて弾を撃ってしまいそうですが、むしろ弾をキャッチすることです。

Shootって撮影のことも指します。撮るのではなく、掴むんだと思いながらクリストファー・ノーラン監督も撮影しているのかも)。

 

ポイントはシンプルです。

 

我々がTENETということです(笑)

 

冗談です。いや、冗談でもないのですが。

 

マクスウェルの魔についてシンプルに復習しましょう。

マクスウェルの魔というのは、エントロピー増大という熱力学第二法則(これが時間の矢としっかり結びついているとされます)を壊す存在ですね。

 

 

マクスウェルの魔って「何なん」?という人は是非、過去記事と寺子屋受講をおすすめします。

Wikipediaを読むと脳が破壊されますw

 

いや、分かっている人が読むと、これほど綺麗にまとまっているものはないと思えるほどですが。

 

 

結論から言いますと、シラードのエンジンを経て、ビットとエントロピーがキスをします(ですから、情報理論でもあえてエントロピーという言葉を使います)。

(シラードはアインシュタインに手紙を書かせた人です。原爆開発を急ぐようにと大統領に手紙を書かせました)

 

結論はシンプルでした。

たしかにマクスウェルの魔は理論的には存在する(ような現象がある)。

ある瞬間はエントロピーが減少したように見える。

ただ、マクスウェルの魔のメモリは無限ではないので、そのメモリを消去するときに熱が放出される(エントロピーが増大する)。

そこで帳尻が合うということでした。

 

そして、このマクスウェルの魔とは我々自身のことでした。

すなわち認識の主体としての我々がマクスウェルの魔です。

(という実験も日本で成功しています)

 

逆行弾に打たれたガラスや壁を思い出してみると、その傷口は時間の経過と共にふさがりました。

我々もまた傷口は塞がるのです。これは普通の現象ではありません。

同じ肉体であっても、魂がなければ、もとい生命がなければ、エントロピーは増大していきます。

しかし、生きている限りは、エントロピーは減少していくのです。

 

結論にいきなり飛んで悪いのですが、だからこそ不死などありえないのです。

(いや、もしありうるとしたら同じ炭素でもセルロースで(^o^)。すなわち書籍の形でかなと思います)

エントロピーが減少しているように見えるのは一瞬だけです(我々の生命時間は宇宙と比すれば一瞬でしかありえません)。そして閉鎖系としては、エントロピーは増大しているのです。ただし、生命現象というエントロピー減少という逆行がここそこで起きているのが宇宙の不思議です。

(ちなみにこれも閉鎖系か開放系かという問題が起こります。我々の部屋もゴミを捨てなければ、エントロピーは増大します。ゴミを捨ててもそのエントロピーが消えるわけではありません。ブラックホールに落とすなら別として。まあ、これに関してもホーキング博士のツッコミがありましたね)。

 

 

でも、それも不思議でも何でもなくて、そもそも量子論を考えるならば、宇宙開闢(かいびゃく:開始)の瞬間を観察する主体が必要です。認識する知的生命体が何か必要です。

 

ビッグバンの瞬間を誰が見たのかというのは永遠に問題になりそうですが、門外漢の僕らからすればこれはシンプルな話しです。

夜空を見上げたとき、我々は宇宙開闢(かいびゃく)の瞬間を目にしているのです。

遠くは過去でした。

時間とは距離なのです(だから時間と空間は同じものです)。

遠くを観れば観るほど、それは宇宙の過去を見つめていることになります。

100万光年先の星の光は100万年かけて地上に降り注ぎます。ですから、我々が見ているのは100万年前の星の姿なのです。すなわち、夜空を見上げるということは過去を現在として眺めているということです。

 

You have a future in the past.(TENET)

 

遠くを見ると過去を見ることになるというのは当たり前のことですが、時間と距離(空間)が同じものであることを示しています。

そしてこのパラダイムシフトが「世界の見方を変える」ことです。

 

ビッグバンを見るのに、宇宙誕生の瞬間まで遡る必要はないのです。

 

 

 

 

逆に未来と通信するために未来に行く必要もないのです。

とTENETでも言っていましたね。Eメールにせよクレジットカードの記録にせよ、すべて未来に送られている、と。しかし、未来からレスポンスできるか、そしてそれをキャッチできるかが問題だと。

でも、我々は宇宙創生というレベルで未来から過去へ情報を送ることに成功しています。

というか、未来から過去というか、同時ですが。

(同時というのは視点によるのだというのが、特殊相対性理論の「同時刻の相対性」でした。これが始まりです)。

ある人がある現象を同時刻と考えても、他の慣性系から見るとそれは同時には見えないのです。

この時点で、唯一無二の「時間の矢」なんて存在しないのです。それぞれが時計を持つからこそ、双子のパラドックスは存在します(パラドックスなのは特殊相対性理論の中でのみです。一般相対性理論ではパラドックスではなく、検証済みの事実です)。

 

 

 「我々は黄昏に生きる」「宵に友なし」

We live in a twilight world, and there are no friends at dusk.

 

トワイライトと言えば、トワイライト・ゾーンを思わせます(笑)

 

トワイライトとはtwo + lightで、2つの時間(光)が溶け合う瞬間です。

2つの存在がはっきりしないということで言えば、「黄昏(誰そ彼)」ときですね。

 

たそがれどきと言えば、「言の葉の庭」の国語教師が「誰そ彼どき(黄昏時)」と解説する前前前世を思い出しますね(笑)

 

 

 

*新宿御苑が美しく描かれています。

 

いや、何が言いたいのかと言えば、価値観が混沌とした時代というよりは、価値観を混沌とさせて、世界を新しい見方で見てみようというお誘いに感じるということです。

でも、ひとりだけ価値観を変えれば、それは周りから逆行しているのと同じ。

そこでは、友はいないのです。絶対的な孤独をまず味わうのでしょう。

でも、それも一人一宇宙というだけだったりして(孤独はデフォルトということです)。

 

there are no friends at dusk.

(宵に友なし)

 

というわけで、意味不明に書き散らしていて申し訳ないのですが(←自覚はあります)、謎解きはセミナーのあとで!

 

 

【まといのば講座『TENET(って何なんw)〜時間を逆行せよ〜』】
【日時】 10月6日(火)19:00~22:00

【場所】 四ツ谷のセミナールーム(丸ノ内線四谷三丁目駅、都営新宿線曙橋駅が最寄り)
【受講料】  30,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)
【受講資格】 「まといのば」スクール修了生、OnLine MenTor受講生・修了生
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具
【お申し込み】お申し込みはこちらから!!

*ヴァーチャル受講もしくはライブ受講(Zoom受講)も可能です!!

 

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