今の時代、「ごっこ」がプロになる。偽物が本物になる。本気でなろうと思えば何にでもなれる時代だ。 | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

四ツ谷にありますバレリーナ専門の気功整体「まといのば」のブログです。
気功師から見たバレエとヒーリングのコツを公開します。
「まといのば」では、バレエ・ヒーリング・美容の各種セミナーを行っております。

「身体観をまったく逆にしてみましょう!」というお誘いです。

 

「身体に対する私達の見方をまるっきりひっくり返したら、どうなるだろう?」という疑問ですね。

 

疑問というよりは誘惑です。お誘いですw

 

 

 

トーマス・マイヤーは車を組み立てるように身体はできていないと言います。

パーツを寄せ集めて車ができているようには、身体はできていない、と。

 

むしろ細胞が集まってできているのです。

いや、たしかに我々は広い意味では多細胞生物ですが、この細胞のもとは一つの細胞です。一つの細胞がどんどん(文字通り)分裂して、多細胞として分化してできています。

もともとはひとつの受精卵です。

 

もちろん「車を組み立てるように身体ができている」という考え方は空前絶後の成功をおさめました。

軽く復習をすると、そもそもこのような身体観は誰が提唱したかと言えば、、、

 

そう、デカルトやホッブズたちでした。

 

 

いわゆる人間機械論とか心身二元論と言われるものです。

この身体観というのは空前の成功をおさめ、その果実のひとつが臓器移植であり、またヒトゲノム計画もありました。車に設計図があるように、身体の設計図としてのゲノム解析ですね。

 

これらは素晴らしい果実ですし、そのパラダイムのある意味での正しさを示すものですが、、、それも賞味期限が切れた感じがするということです。

 

たとえがヒトゲノム計画は成功に終わり、すべての疾病(しっぺい)から我々は解放されるかと思いきや、、、また地獄の釜を開けただけでした。我々は細胞だけでできているにあらずですね。常在菌叢との共生によって生きています。

ですので、今度は常在菌の(特に腸内細菌の)ゲノム計画が始まっています。

 

 

部品(パーツ)ということで言えば、もちろんどんどん機械にも切り替えています。

コロナで活躍した人工心肺装置やエクモもありますし、脳の代替としてコンピューターがあります。

このパラダイムはこのパラダイムで空前絶後の成功をおさめています。

 

それでも癌や肥満や糖尿病や心臓病やアトピーなどが増えていて、身体は弱くなっている、、、というような議論をしたいわけではありません。

 

ポイントは何かと言えば、あるパラダイムが限界まで来て、次のパラダイムが見えてきているという話しです。

 

パラダイムというのは空気のようなもので、そこにあるのが当たり前のものです。

当たり前で普通のことに感じるのです。

 

魚が水を当たり前のもので、感じなくなっているように(いや、感じていて、日々感謝しているかもしれませんが)、我々もパラダイムを空気のように感じて、その恩恵を意識することはありません。

 

でも、魚が陸に上がり、僕らが水の中で覚えると、それぞれ水と空気のありがたさに感謝します。

 

そういう空気のような当たり前の存在であるパラダイムを疑い、そして乗り越える時期が来ています。

 

 

先回りして結論から言えば、パラダイムシフトを果たした先の世界は快適で楽しく面白く、希望に満ち溢れています(多分w)。

 

パラダイムシフトした先というのは鵺(ぬえ)のようなもので、大概は名前がついていないものですが、今回のパラダイムシフトはずいぶんと前から用意されていたので、しっかりと名前があります。

 

Fascia(ファシャ:膜)というやつですね。

 

ただこの膜という言い方がまた誤解を招くということと、そしてこの「膜」が主に代替療法側で広がったという(パラダイムシフトはそこから起こることが多いですが)不幸(笑)も重なり、誤解を深めています。

 

ですので、たとえばプリンとかゼリーとか、豆腐とかゼラチンをイメージするのが良いかと思っています。プリンの一番上のカラメルがあるところにサランラップか何かをかぶせて、触れてみます。

そっと触れると、全体がぷるるんと震えます。

強く押すと、ギュッとするだけですが、そっと触れると全体がぷるるんと震えます。

 

c.f.表面を触ることは、深部をかき混ぜることである(トーマス・マイヤー)〜ぷるるんとゆらそう〜 2020年08月29日

 

プリンとゼリーと豆腐を重ねて、一番上にサランラップをかけた不思議な食べ物のことをイメージしてください。

 

 

 

そして一番上のラップにそっと触れてゆらしてみます。

できればサランラップをプリンからずらすようにイメージしてみます。

そうするとうまくゆれて、ゼリーの感触がわかったり、豆腐の弾性が分かるかもしれません。

 

というかそもそも私達の指にはそういう感覚器があります。

 

c.f.[アイスの硬さがスプーンを通しても分かるように、道具の先にもあたかも感覚神経があるように感じる訳 | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ]

 

*パチニ小体ですね!

 

 

思うにこのパラダイムシフトはもちろんお勉強して移動することも大事ですが、理論をしっかり学んだ上で、強烈に体験することで果たせると思っています。

そうすると解剖直観や「透明な身体」、「感じる解剖学」といったことが克明に見えてくるかもと期待しています。

 

そしてこのパラダイムシフトは明らかに解剖学だけではなく、生体力学はもとよりアスレチックトレーニングの世界でも広がっています。

 

これは面白い潮流ですし、是非早めに移動して、楽しみましょう!

 

そこではある意味、良い意味でのアマチュアリズムが大事で、楽しむことが一番です。

 

今の時代、「ごっこ」がプロになる。偽物が本物になる。本気でなろうと思えば何にでもなれる時代だ。(カルマ『ここ日本言うてな』)

 

 

 

 

【書籍紹介】

 

 

特典につられて、僕はアマゾン限定版を買ってしまいましたがw

 

カルマさんはあのカルマさんです。

*このYoutubeを見たあとに、実際に博多駅で同じ場所に行きましたが、あの広い場所を埋め尽くさせたと思うとすごいと思いました。

 

立体曼荼羅結界でモデルとしたのが、このカルマさんのSPでした(分かる人が少なかったですがw)。

 

カルマさんにハマったらこちらも見てみてください!

[有名女優の居る自宅に無理やり突入したら母も登場し大パニックに… - YouTube]