*本日(火曜日)は寺子屋リニューアルシリーズの最終回!!
「はじめての栄養学、解剖学(内臓編)」です!!
お楽しみに!
ソルジャー(気功整体師)にとっては不可欠な解剖学を一気に頭に流し込みましょう!!
*今週木曜日は、まといのば講座「ドクター・ストレンジ講座」です!
なぜ現代物理学者は時は存在しないと言い、現代哲学者は「世界は存在しない(しかし、ユニコーンは存在する)」と主張するのか?
見た目と現実はズレます。太陽は地球の周りを回っているように見えますが、実は我々が回転しています。大地はフラットに見えますが、大地は球形です。
時間は一律に流れるようですが、時間は存在せず、世界は存在するようですが、世界は存在しません。
このパラダイム・シフトを経ると、他のパラダイム・シフト同様に大きな力を手にすることができます。
確率、エントロピー、熱力学、情報理論をスッキリと理解して、複雑化する宇宙と広がる無知(エントロピー)のを手触りをもって理解すれば、ドクター・ストレンジのように時を操作し、「精神と時の部屋」に自在に入ることができるようになります!(多分!)。
こんな大事なセミナーを直前に告知されても、予定が調整できない!という方のためにヴァーチャル受講もあります!!(というか、本当にすみません、直前で)
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人体解剖をしてみて驚くことは、身体の中が驚くほどにこれまで学んできた図とそっくりということです。
解剖図はわかりやすくディフォルメしているのだろうと思ったら、まさにそのままであることに驚きます。
そっくりなのです。
そしてあまりにシンプルな作りであることにも驚かされます。
もっと複雑なシステムかと予想していたのにも関わらず、非常にシンプルで、力学的にも単純です。この単純なシステムからなぜあれほど複雑な人間活動が生まれるのかとめまいがするほどです。人間活動とまで広げなくとも、人間の動きの複雑さを考えると、あまりに単純な機構に感じます。
しかし、これは化学と同じです。
数少ない元素の組み合わせが、複雑な宇宙を構成しているのです。
経絡を学んだり、踊りを学んだりしていると、必要以上に身体を複雑な存在だと感じてしまいます。
実際に複雑なのですが、大本の最重要部位は非常に単純です。
逆にその単純さを受け入れてしまうと、気功整体がシンプルになります!
手を横にして、立ったまま、手の平を前にしてみましょう。
(いわゆる解剖学的肢位ですね)
そのまま肘を曲げます。
これを屈曲と言います。
肘を曲げているので、肘関節の屈曲ですね。
肘を曲げている筋肉はいわゆる力こぶの上腕二頭筋です。上腕二頭筋とフルネームで呼ばれることは少なく二頭筋(にとうきん)と呼ばれることが多いです。
トレーニングをされている方はバイセップスと言ってしまうでしょう。
バイ=2
セップ=頭
この筋肉は上腕骨という骨に対して前側についているので、前に肘を曲げます。筋肉がある方に曲がるということです。
筋肉には付着部があり、そこが近づくか離れるかで関節の動きが起こりますので、言われてみれば当たり前です。
当たり前ですが、これが解剖直観にとってはかなり重要です!
逆に肘を伸ばす方向に行くためには上腕三頭筋という裏側の(振り袖とも言われる)部位の筋肉を使います。上腕三頭筋を収縮させて、肘を伸ばします。
骨の裏側についています。だから裏側方向に肘を伸ばすのです。
骨というか関節をまたいで反対側についているので、上腕二頭筋と上腕三頭筋は拮抗筋です。
上腕二頭筋を主働筋、上腕三頭筋を拮抗筋と呼んだりします。
余談ながら、筋肉にも光と影があります。
上腕二頭筋にはいつも光が当たり、上腕三頭筋は見過ごされます。
良くも悪くも大腿四頭筋は注目され、ハムストリングスは見捨てられます。
表ばかりに光が当たり、背中の筋肉は名前すら呼んでもらえませんw
ペラペラの腹筋群や大胸筋は目立つのに、めっちゃ重要な広背筋や菱形筋群は顧みられません。
でも、裏側の筋肉大事です。影に光を当てましょう(^o^)
(もっとも隠れて影の影にいるのが最重要の筋肉である腹横筋、大腰筋、横隔膜、大臀筋です。大臀筋なんて表に出ているのに、、、)
光はともかくとして、関節をまたいでどちら側に筋肉があるかを理解すると、動きは明確に分かるようになります。
機能は起始停止で分かると言いましたが、筋肉の存在を一瞥しただけで、その筋肉の機能が手に取るように分かるのが理想です!
で、繰り返しになりますが、手を横にして、立ったまま、手の平を前にしてみましょう。(いわゆる解剖学的肢位ですね)
肘を曲げます。肘関節の屈曲ですね。
上腕二頭筋で肘を屈曲しています。
この筋肉は上腕骨という骨に対して前側についているので、前に肘を曲げます。筋肉がある方に曲がるということです。
逆に上腕三頭筋は上腕二頭筋の反対側についているので(肘関節に対して)、反対の動きをさせます。肘を伸ばすのです。
身体の横に手をおいて、手の平を前にして、肘を曲げ伸ばしたしたら、そのまま股関節を屈曲伸展させます。
腿上げですね。
腿を上げると股関節が屈曲します。
このとき股関節は肘関節のように屈曲しています。そこで働いている上腕二頭筋のような筋肉が大腰筋(腸腰筋群)です。
では、ゆっくりと股関節を伸ばしていきましょう!
このとき重力以外で働くのが大臀筋です。
上腕三頭筋のような働きをします。
股関節の屈曲と伸展は大腰筋と大臀筋のシーソーゲームなのです。
肘関節の曲げ伸ばしが、上腕二頭筋と上腕三頭筋のシーソーゲームなのと似ています。
これって当たり前に見えると思いますが(当たり前ですがw)、肘を曲げて、股関節を曲げて、肘を伸ばして、股関節を伸ばしてみてください。
肘を曲げ伸ばしするときは、上腕二頭筋を触り、上腕三頭筋を触って、筋肉の収縮と弛緩を感じることです。
同じく股関節を曲げ伸ばしするときは、大腰筋と大臀筋を感じましょう。
そうすると、単純な上腕の筋肉と同じように、股関節でも主働筋と拮抗筋の関係が生じているのが分かります。
すべての骨格筋はこのシンプルなカラクリで動いています。ですから、起始と停止がくっきりしていて、どこを通過しているかが見えれば(これは絵として観ましょう!)、機能は自ずと明確になります。
(たとえば小円筋と大円筋は似た名前で、起始も停止もとても似ているのに、上腕二頭筋と上腕三頭筋のように真逆に働きます)
この非常に簡単なことが、身体のレベルで腑に落ちると次々と面白い現象が待っています。