禁煙なんて簡単さ。私はもう何千回もやめてきたのだから(マーク・トウェイン) | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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醤油の代わりに、ざるそばのつゆとフルーツの缶詰のシロップを飲んでみました!」という報告をメンターの受講生からいただきました!!

 

チャレンジャーですね!

 

とても良いと思います!

 

「(ブログで)書かれてたとおりに、喉が渇いてきて、ほぼ無意識に飲み物に手が伸びてました」とのことです!

 

何の話かと言えば、アディクション(中毒)の疑似体験です。

疑似体験というか、体験そのものかもしれません。

のどが渇いて、目の前の海水を飲んでしまうと、もっとのどが渇くという話です。

アルコールも砂糖も小麦も精製された炭水化物も同じです。

止まらないのにはわけがあります。

 

 

頭で理解するのと、実際に経験するのでは大違いです。

僕らは意志の力を過剰に期待していて、過剰に自分を責めます。意志力が弱いせいで、太るのだと思ってしまいます。

違います。無意識で行うことに、意思で何かをする余地がないのです。

 

ほぼ無意識に飲み物に手が伸びてました」と書いてましたが、この「無意識で」というのがポイントです。

(この方はこのあとに最近避けていたアンコの入ったお菓子を、気付いたら無意識で買って、無意識で食べて、あとから思い出したそうです。恐るべきシロップ)

 

 

我々の摂食活動はほぼ無意識です。

 

意識的に選んで、意識的に食べていると思っているのは、自由意志の欺瞞であり、傲慢なシステム2の勘違いです。

 

僕らは寝たまま食べているようなものです。

 

ちなみに実際に夢遊病のひとつで寝ながら料理をして、寝ながら食事をする人たちはいます。

鍵をかけても、鍵を開けて、食材を取り出します。

 

僕らの無意識は強烈で、意識でできることはほとんど何もありません(ただ、できるわずかなことから、無意識に介入することで、我々は無意識を手懐け、飼い慣らすことができます。たぶんw)(まあ、それを伝統的な言い方を用いると「気功」ということになります)

 

 

自分の意思で行動して、その責任は自分にあると思ってしまうから(重要な考え方ですが)、我々は自分の健康状態や肥満についても同じように考えてしまいます。

自分のIQや教養や知識レベルも同様です(自分がバカなのではなく、教えられ方が根本的におかしかったのではないかと方法的懐疑するのも一策ではないかと思います)。

 

何が言いたいかと言えば、肥満の原因には、構造的な問題があって(それを洗脳と言い換えても良いのですが)、個人の問題ではなく、社会の問題だということです。

 

ふんわりした物言いで申し訳ないのですが、、、、、実は社会の基準(常識)が狂っていたので、自分はその車輪の下に押しつぶされているのだと考えてみましょう!

 

個人の問題ではないということです。個人の意思の問題ではないのです。

(個人の問題であれば、これほど燎原の火のように肥満が驚くほどの速度で広がるはずもありません)

 

 

「食べ過ぎ」とか「運動をしなさすぎ」とか、そういう分かりやすい議論が明らかに間違っていることは、エビデンスベースで明らかにされてきています。

(過食実験で太らせることに失敗し、少食実験で痩せさせることに失敗しています。カロリー制限で太りますし、糖質制限は1年も経つと効果が消えます、、、というエビデンスが出ています)。

 

人間も物理法則に従うのだから、カロリーの収支で分かるはずだというありがちな議論があります。

 

肥満=(摂取カロリー)ー(消費カロリー)

 

これも誤りです。

 

もちろん物理学としては間違っていませんが、あまりに安易です。ミスリードするという意味で誤りです。

 

どこが間違っているかと言えば、摂取カロリーは食べたもので決まり、消費カロリーは運動で決まるという安易さが間違いです。

 

そもそも摂取カロリーと消費カロリーは独立な変数ではなく、従属な変数です。

消費カロリーが増えれば、摂取カロリーは増え、摂取カロリーが減ると、消費カロリーも減ります。独立な関数であり、努力でそれぞれのカロリーをいじれるという傲慢さを誘うがゆえに誤りなのです。

 

この単純な引き算の後ろには、偉大なるホメオスタシスが控えているのです。

 

短期的にはホメオスタシスにさからって、体重を減らせますが、残念ながらホメオスタシスには抗(あらが)えません。すぐにリバウンドという形でホメオスタシスから傲慢を罰せられるのです。それも少し利息をつけてw

 

一生懸命にダイエットして、やせたと思ったのはつかの間、一瞬でリバウンドします。それも前より肥満して、、、、orz

 

 

マーク・トウェインではないですが、「ダイエットなんて簡単さ、私はもう何千回もダイエットしてきた」、と言いたくなります。


禁煙なんて簡単さ。私はもう何千回もやめてきたのだから。

Quitting smoking is easy. I’ve done it a thousand times.  ーーMark Twain)

 

我々は繰り返し繰り返しダイエットをして、食事制限をしたり、食事を変えたりして、そしていつも敗北を抱きしめます。

 

禁煙同様にダイエットもどんどん耐性がついて、効かなくなってきます。

そしてそれを年齢のせいにしたり、仕事のストレスのせいにしたりします、、、もちろん自分の意思の弱さのせいに。

 

しかし、そもそも我々に脳と心と身体にハッキングしているものが明確にあります。

その巨大で複雑な蟲を正確に理解すれば、我々自身が自分の脳と心と身体に好ましい形でハッキングできます。

 

たとえば肥満に関して言えば、いくらホメオスタシスにあらがっても無駄です。

ホメオスタシスには短期では勝てても、長期では絶対に負けます。

 

これは気功の基本です。

 

 

ですので、ホメオスタシスと闘うのではなく、ホメオスタシスを味方につけます。

味方につければ、これほど力強いゴリアテはいないのです。

 

では、どうやってホメオスタシスを味方につけるのか?

 

体重という恒常性を決めているのは視床下部です。

視床下部が「君の体重は○○kg」ですと決めています。

そしてそこから少しでも動くと、暑いときに汗をかくように、あわてて決められた体重に戻します。そのときに、意志力は働きません。

醤油を飲んで、あわてて水を飲むように、無意識で体重を戻すのです。

 

では、どうやって視床下部をハッキングして書き換えるのでしょう?

 

これは非常に単純です。あまりに単純なのですが、スペースが足りないので、今度書きます。

(腸内細菌叢、リーキーガット、高度に生成された炭水化物などの問題は複雑に絡み合っています)

 

 

体重のホメオスタシス(恒常性維持機能)のハッキングだけではありません(ちなみにこの規定の体重は年々増加します)。いろいろな点から脳と心と身体にハッキングして、鮮やかに書き換えていきます。

 

我々の無知と間違った常識ゆえに、我々は善意で敷き詰められた地獄への道を滑走していたのです。

少し立ち止まり、少し楽しんで学ぶことで、いろいろなことが繋がり、楽しく身体と心と脳を書き換えられます(文字通りに今回は脳を書き換えます)。

 

 

その様々なハッキング方法を統合して、学びます。

(その統合の先にあるのは、Addictionsであり、それは海水を飲むという体験に煎じ詰められます)(海水を飲めばハッキングできるわけではありません。海水を飲む行為をメタで観る視点によって脳と心と身体にハッキングしやすくなるのです)。

 

 

そんな凄腕ハッカーになることをアディトレでは目指します!

 

美しい身体、健康的で快適な心身を目指します。

 

いや、もといアディトレでは、それを指導できるヒーラーを育成します。

 

ご自身に体現するのに、半年から一年はかかるでしょうが、そのあとは美しい体で透き通るような健康体で周りに圧倒的な栄養を与え続けてください。

 

そしてまた次の系へ行きましょう!!

 

 

というわけで、今月のスクールお楽しみに!!!

 

 

【アディトレ マスタースクール 〜アディクションにハッキングする作法〜】
【日時】 5月25日()15:00~20:00
     5月26日()13:30~18:00(13時半スタートです!!)

【場所】 四ツ谷のセミナールーム
【受講料】  230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生(もしくはそれに準ずる方、他で「まといのば」の主宰のセミナーを受けている方もOKです)
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具と動きやすい服装
【お申し込み】お申し込みはこちらから。

 

*今回のスクールではアナトミートレインと皮膚運動学(ゴムゴム)もやります!これもまた新しいハッキングの手法です!

 

【書籍紹介】