怪物と戦う者は、自分もそのため怪物とならないように用心するがよい(ニーチェ『善悪の彼岸』) | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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昔むかしあるところに、ヒーラーを志してコツコツと勉強をしている人がいました。

彼は同じ場所で勉強している先輩が嫌いで嫌いでしょうがありませんでした。

 

その無知に反比例したような尊大さを、いつも批判していました。

 

彼ら(先輩達)に顧客がつくのが不思議で仕方なく、自分はそうなりたくないと思って、一生懸命勉強していました。

 

しかし、彼はその先輩とそっくりとなりました、とさ。

 

 

これをドイツの哲学者のニーチェ様はこう言いました。

 

 

怪物と戦う者は、自分もそのため怪物とならないように用心するがよい。そして、君が長く深淵を覗き込むなら、深淵もまた君を覗き込む。(ニーチェ『善悪の彼岸』一四六)

 

イエス様はこれをヒュブリス(傲慢)と言いました。いや、イエス以前から傲慢を咎める先人はたくさんいます。

でも、何が傲慢で、何が合理的なのかはよく分かりません。

 

 

(あ、ちなみに、「これ、私のことですか?」と聞かれても、「いいえ、違います」と回答しますw

当該者ではなければ、問題ないですし、もし当該者であっても嘘をつくことを事前に告知しておきます。

なぜなら、もし指摘して分かるレベルの病であれば、これまでの指摘によって改善しているからです。指摘というか、罵倒や暴言に近いこともしていると自覚していますし。

僕自身の時間もまた皆さんと同様に希少ですので、無駄に費やせる時間は1秒もありません。

 

また明らかに当該者でなくても誤爆する人も多いのですが、、、、その人たちに対しては、「きちんと文字を読んで」としか言いようがありません。

 

ちなみに、誤爆というのは、批判の対象ではないのに、自分が批判されたと感じ、落ち込んでしまう現象です。そこで誤解を解いて、気持ちをなだめるのにも、これまでかなりのコストを費やしてきました。本当に無駄な時間です)。

 

 

話を戻します!!

イエス様はヒュブリス(傲慢)と言いましたが(文字通り言ってはいませんが)、でも、何が傲慢で、何が合理的なのかはよく分かりません。

ですので、もっとシンプルに、もっと神経科学的に考えましょう!

 

以前、こんな事例を紹介しました。

 

c.f.ある研究では、スナック菓子の袋に近づく自分の姿を想像するだけで、スナック菓子の好感度が上がり、適正価格だと思う金額が四倍以上、跳ね上がりました。

c.f.私たちに対する温かい気持ちを相手に抱かせたかったら、温かい飲み物を手渡しましょう。 2018年06月25日

 

 

まさに、「君が長く深淵を覗き込むなら、深淵もまた君を覗き込む。」のです。

 

そして似てくるのです。

怪物と戦う者は、自分もそのため怪物とならないように用心するがよい。

 

あげくに戦っている相手である怪物と同じものになってしまうのです。

 

これもベースにはミメーシスがあります。我々は真似をするのです。

真似するがゆえに、人が欲しがるものを欲しがり(真似し)、人がやっていることをやりたがり(真似し)、それゆえに同じものを欲しがり、同じことをしたがることが競争という形態となります。

 

 

「競争を避けよ」、というティールの助言は、原理的に不可能なのです。そしてティールもそれを前提として、どうすれば良いかの処方箋を示しています(○○は標語だけをパクって偉そうに言い募りながら、競争に突っ込んでいきます)。

 

(「一読したのですが、分かりません」と言われることが多いのですが、、、まあ、一度も読まないで質問するよりはマシですけど、、、そういう方には「読書百遍意自ずから通ず」という先人の言葉を贈ります。

 

ここにもヒュブリスの影があるのです。ご本人は謙虚なつもりでしょうが、自分は自分が思うより、頭が不自由かもと思えれば、繰り返し読んでから質問しようと思えるのでは?)

 

 

我々は原理的にミメーシスを避けられない(ゆえにその結果としての競争も避けがたい)。しかし、そこに丁寧さがあれば、競争から逃れられるかもしれない、と。

「画家とは結局なんですか?」という質問にピカソはこう答えた。それは、自分が好きな、、、、 2016年12月29日

*パクるなと言っているのではなく、パクるならもっと徹底的に全身全霊でパクれということです。ピカソが先人を徹底的に真似て、同時代人を徹底的に真似たように。いや、盗んだように。

 

*Good Artist Copy, Great Artist Steal.
(良い画家は真似、偉大な画家は盗む)

 

(引用開始)

「画家とは結局なんですか?」という質問に、ピカソはこう答えた。「それは、自分が好きな他人の絵を描きながら、コレクションを続けたいと願うコレクターのことだ。私はそうやって始め、するとそれが別物になっていく」。そして彼はつけ加えた。「巨匠をうまく模倣できないから、オリジナルなものを作ることになる。(p.234)(引用終了)

 

 

だから、ゴールが大事なのです(競争に盛り上がるのは、猿でもできます)。

でも、そのゴールはミメーシス(誰かの猿真似)であることが多いのです。

その轍(わだち)から逃れるためには、、、、「丁寧さ」といくつかのコツが必要です。

しかし、そのコツは、、、科学に基づく必要があるのです。

 

 

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今日は手帳講座にからめて、タイガー・ウッズの話をしようと思っていたのですが、、、

兎にも角にもおめでたい!!!

 

 

 

【書籍紹介】