【今月末開催!募集開始】未来の創り方講座!!ユニコーンはレプリカントの夢を観るのか? | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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今月のまといのば講座は久々の未来講座です!

 

これまでもさんざん開催してきましたが、今回はその総集編と新しい知見を混ぜて、来るべき未来像を提示します。

 

 

夢想による未来予想というよりは、すでにある未来に光を当てていきます。

確実に来る未来です。

 

たとえば今はITはもてはやされていますが、これはかつての繊維や鉄鋼や炭鉱、そして少し未来の石油と同じです。工場や機械文明がかつての栄華を誇ったときのように脚光を浴びることが無いように、ITもその座をゆずります。

 

 

これを頭で理解するのは、時間は多少かかりますが、それほど難しいことではありません(心情的には、もしくは常識が邪魔をして、起きている現実を認めにくくなります)。

 

しかし理性的に論理的に学ぶことは大事ですが、それはシステム2です。我々はシステム1に落とし込まないといけません。

 

システム???

 

と思った方は、懐かしのカーネマンを思い出してください。

 

人の脳には2つのシステムがあります。

システム1とシステム2です。

 

*ダニエル・カーネマン

 

そしてカーネマンに従って、二人のキャラクター、二人の登場人物が脳内にいるとイメージしましょう。

 

システム1は素早く自動的で、努力は不要な存在。

システム2はがんばり屋さんで、意識的な努力が必要で、長続きはしない存在。

システム2は自分こそが物語の主人公と思っているが(自我を仕切っていると思っているが)、実際にはシステム1が主人公です。

 

 

(引用開始)

私は脳の中の二つのシステムをシステム1、システム2と呼ぶことにしたい。この名称を最初に提案したのは、心理学者のキース・スタノビッチとリチャード・ウェストである。

 

・「システム1」は自動的に高速で働き、努力はまったく不要か、必要であってもわずかである。また、自分のほうからコントロールしている感覚は一切ない。

・「システム2」は、複雑な計算など頭を使わなければできない困難な知的活動にしかるべき注意を割り当てる。システム2の働きは、代理、選択、集中などの主観的経験と関連づけられることが多い。

 システム1および2という名称は心理学で広く使われているものだが、本書では他の本よりも踏み込んだ形で使う。読者は、二人の登場人物が出てくる心理劇を読んでいるように感じることだろう。

 自分自身について考えるとき、私たちはシステム2を使い、自分の考えを持って自ら選択し、何を考えどう行動するかを決める意識的で論理的な自分を認識する。システム2は自分こそが行動の主体と考えているだろうが、本書の主人公は自動的なシステム1のほうである。(ダニエル・カーネマン『Fast&Slow』)(引用終了)

 

カーネマンの著作のタイトルはまさに秀逸なNamingで、Fast & Slowはそれぞれシステム1とシステム2に対応しています。

 

Fast ーーシステム1

Slowーーシステム2

 

です。

 

何が早くて、何が遅いかと言えば、思考です。

Fast thinkとSlow thinkです。

 

かつてであれば、システム1は直感であり、システム2は理性でした。

 

 

システム2は理知的な作業によって、ゆっくりながらも書き換えられます。

しかしシステム1はほとんど書き換えられません。でも不可能ではありません。

(この話題は非常に重要で、今後も繰り返し出てきますが、今回は大幅に省略して結論だけ言います)。

 

システム1とシステム2の思考は思考のタイプによる分類だと思っている人が多いのですが、違います。直感的な思考と、理性的な思考、、、という分類ではありません。

 

たとえば計算というのは、かなり理知的というか理性的で論理的なものです。ですから、一見するとシステム2に分類されそうです。

 

たしかに、たとえば75×84というような掛け算をするとき、多くの人はシステム2を用います(システム2で考えているとき、人は瞳孔が開き身体が緊張していきます)

 

 

しかし、同じ計算でも、1+1という足し算はシステム1で行います。

同じ計算でも、システム2を使う場合もあれば、システム1で行う場合もあるのです。

 

もしくはたとえば、カンボジアの首都はと聞かれると一瞬悩みますが、フランスの首都はと聞かれると、自動的にシステム1が「パリ」と答えます。

 

すなわち、どれだけ鍛えたかが重要ということです。

たとえば、カンボジアの首都を自動的にプノンペンと即座に答える人もいるでしょうし、ソロバンや暗算の達人は2桁の掛け算を一瞬で答えるでしょう。そのときはシステム1が発火しています。

 

これを意識v.s.無意識の対立と考えても良いのですが、やはりシステム1,システム2と言うべきでしょう。

 

 

何が言いたいかと言えば、未来予測なり未来予想がある程度の精度でできていたとしても、それがシステム2での頭での理解であったら、カッサンドラと同じ悲劇となるということです。

 

 

カッサンドラというのは、アポロンの恋人です。

神であるアポロンから予言の力を授かります。

その未来を見通す力を使って、自分の悲劇的結末を知ってしまいます。

アポロンにボロ雑巾のように捨てられることも(そのためアポロンから離れます)、自分がレイプされて殺されることも。

 

そしてその予言が成就します。

 

 

システム2は悲劇の主人公なのです。

知っていても何もできないのです。

もし未来を知っていても、それは悲劇であり、惨劇にしかならないのです。

人より先に惨劇を知っているだけで、それを防ぐ手立てがないのが、システム2です。

 

 

しかし、システム1は違います。

頭で理解しているというより、身体で理解しています。

そして適応します。

その上、むしろ積極的に未来を創り出します。

むしろ未来を歓迎するのです。

 

 

 

「まといのば」の次のフェイズでのゴールの一つに、「システム1を書き換える」というものがあります。頭で理解する以上に、肚(ハラ)で理解するというか、身体の細胞で分かる感じです。

 

どうやって、システム1を書き換えるかと言えば、結論から言えば非言語書き換えを用います。

非言語(書き換え)とは何ですか?とメンター受講生に聞かれましたが、非言語書き換えを言語で答えるのは難しいですw

下から上は記述できないのです。

 

ですので、メタファーで説明します。

 

たとえば、未来予測で言えば、軍艦島です。

軍艦島に未来を投影するのです。

 

「軍艦島」というキーワードに強く反応するメンバーは多いと思います。

(いま調べたら2013年ですね。2013年の8期ヒーラー養成スクール「気功ブートキャンプ」。懐かしすぎです。ちなみにその後、軍艦島は世界遺産に登録されています)

 

 

長崎県の端島は炭鉱で猛烈に栄えますが、炭鉱ブームが終わると無人島になりました。

車産業を失ったデトロイトを思わせます。
 

 

この活況と衰退の落差をじっくりと味わってください。

 

*7階建ての端島小中学校だそうです、、、、

By Hisagi (氷鷺) - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, Link

 

 

そしてその感覚をそのまま横滑りさせていけば、繊維産業、鉄鋼産業、石油産業、そして現在この世の春のITの「驕る平家は久しからず」の感覚が得られます。歴史は繰り返しますし、それは驚くほどパターン化されているのです。

 

これがシステム1を書き換える感覚です。

 

この手法が良いのは、イメージとロジックを多用しながら、集中した加速学習が可能になるということです。

 

今回は「未来の創り方」という視点で、膨大な加速学習をしましょう。

どれも非常に重要な内容を一気に制覇します。

 

今回のテーマは非常に多岐にわたります。逆に非常に広い重要な範囲を一気に「未来」という視点で総覧できます。

 

逆にこの「未来」認識をベースとして、来年度以降の「まといのば」の新展開の土台としたいと思っています!!

 

是非お楽しみに!!!

 

 

【まといのば講座『未来の創り方 〜ユニコーンはレプリカントの夢を観るのか?〜』】
【日時】 2月28日(木) 19:00~21:30(そこから質疑応答!)(延長予定有り!)
【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム
【受講料】  3万円
【受講資格】 「まといのば」のスクール修了生、もしくはそれに準ずる方
【持ち物】 筆記用具と情熱
【お申し込み】お申込みはこちらから!

*今回もまたヴァーチャル受講(ビデオ教材配信)もあります!!(受講料3万円、4月下旬配信予定。希望者に遠隔伝授)

 

 

 

古典的な名作とされる映画『ブレードランナー』の原作は、ご承知のとおりフィリップ・K・ディックのSF小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』です。

今回のセミナーのサブタイトルは言うまでもなく、そこから取っています!

 

 

【参考書籍】

全部読まなくてもOKですが、なるべく目を通しておいていただけると良いかと思います。

 

今回は参考書籍編ですが、次回は参考動画編です!!www

 

下で紹介しているのは、ほとんどがこれまで紹介したことがある本ですので、たくさん並んでいるからと言ってプレッシャーにならないようにw

 

書籍はKindleが良いと思います。僕はiPhoneで隙間時間に読むようにしています。

上下巻をKindleでも上下巻買うのは悲しいことです。合本が出たら、そっちも買いましょう!

同じ本なのに通しで読めないのは、結構ストレスですし、検索も非常に不便ですので。

 

まずはドイツの若き天才哲学者マルクス・ガブリエルの「なぜ世界は存在しないのか」そしてなぜユニコーンは存在するのか、です。今回のセミナーのタイトル「ユニコーンはレプリカントの夢を観るのか」はここから来ています。

 

お馴染みのユーザーイリュージョンです!

急ぐ必要はないので、数年かけて読破してもOKです。ゆっくり読みましょう!

 

経済学の正規の授業を取っていないノーベル経済学賞受賞者(本人談)のカーネマンの主著です。

下の本を先に読んだ方が良いかもしれません。

 

 

読みやすく面白いです!

カーネマンが初なら、こちらから。

 

同じく行動経済学のヒーローであるダン・アリエリーです!面白いです!

 

サピエンス全史、ホモ・デウス、銃・病原菌・鉄、文明崩壊、昨日までの世界、などは目を通しておく価値があります!!

上下巻セットで買えるものは、買っておきましょう!!

電子書籍なのに2巻あるのは不合理です。

 

 

 

 

 

文字数オーバーのため、書籍紹介後半はまた次回!!

テーマは性、多言語、神経科学、認知科学など多岐にわたります!