「先生、ごらんなさい。あなたがのろわれたいちじくが、枯れています」--ハイエフィカシーの好例?! | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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イエスはいわゆる"聖人君子”のイメージには程遠く、むしろ闘うヒーラーでした。

イエスを知らない人はイエスについて勝手なことを言いますが(いや、僕らもイエスを直接は知りませんが。とは言えそれはパウロも同じw)、ちょっと聖書を読むと、そのイメージはガラガラと崩れます。




その中でも非常に不思議なのが、いちじくの木を呪うシーンです。

イエスが呪う?

そうなんです。イエスが呪うシーンが外伝などではなく、描かれています。


状況はこんな感じです。

イエス様はともかくお腹が空いていました。

遠くに茂みを発見します。もしかしたら何か果物にありつけるかもーーと思って、わざわざ近づいてみると、、、それはいちじくの木でした。しかし、葉っぱばかり、、、、残念。


*葉っぱは人類最初の2人の大事な服でした。





そのときはいちじくの実がなる季節ではなかったのです。

普通はそこで「仕方ないよね」と諦めます。

でもイエス様はプチンとキレます。
キレてこう言い募ります。

今から後いつまでも、おまえの実を食べる者がないように


非常にひどい言い草です。

しかしそれだけではありません。それを言ったのが神の子イエスなので、単なる毒を吐いただけにとどまらず、、、「おまえの実を食べる者がない」が成就するために、哀れないちじくの木は枯れてしまいます。

ここだけなら、まあ、呪いというのは言いがかりみたいなものですが、、、、なんと聖書書記者はうっかり八兵衛であるペテロのこんな言葉を書き残しています。

「先生、ごらんなさい。あなたがのろわれたいちじくが、枯れています」。



*本当にパウロは徹底的にうっかり八兵衛です。


いやーーこれは聖書書記者の悪意なのか、無邪気なのか、キリスト教を信仰する熱い想いなのか分かりませんが、ニケア公会議でもこの汚点が削除されないのがすごいです。

でも、衝撃の発言です。

イエスの頭の中ではうっかり八兵衛もというっかりペテロの言葉がエコーします。

あなたがのろわれたいちじくが、、、

のろわれたいちじく

のろわれた

のろ

と一瞬でエコーしたに違いありません。



*いちじく美味しいですよね。


ヤバイと思ったのでしょう、あわててそれを覆い隠すように、、

神を信じなさい。

と大きな声で言います。

トーンがいつもより高かったのではないかと思います。

唐突に文脈無視で「神を信じなさい」と言われて、ひるんだ弟子たちに追い打ちをかけるように、それらしいことを言い募ります。

11:23
よく聞いておくがよい。だれでもこの山に、動き出して、海の中にはいれと言い、その言ったことは必ず成ると、心に疑わないで信じるなら、そのとおりに成るであろう。

11:24
そこで、あなたがたに言うが、なんでも祈り求めることは、すでにかなえられたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになるであろう。

11:25
また立って祈るとき、だれかに対して、何か恨み事があるならば、ゆるしてやりなさい。そうすれば、天にいますあなたがたの父も、あなたがたのあやまちを、ゆるしてくださるであろう。〔

11:26
もしゆるさないならば、天にいますあなたがたの父も、あなたがたのあやまちを、ゆるしてくださらないであろう〕」。



こういうイエスはお茶目だなと僕は思います。

これが言いたいのは「俺が呪ったこともなんとなくゆるしてね」ということなのでしょうか?w


いわゆる山をも動かす信仰という有名な章句はどさくさ紛れの発言の中に現れたのです。


ちなみにエルサレムに来れて、テンションがあがっていて、でもわざわざ毎日ベタニヤに戻らなければいけないので疲れていたイエスは、かわいそうないちじくを呪っただけではありません。
神殿で屋台を出していた人たちにも暴力を振るいます。


11:15
それから、彼らはエルサレムにきた。イエスは宮に入り、宮の庭で売り買いしていた人々を追い出しはじめ、両替人の台や、はとを売る者の腰掛をくつがえし、

11:16
また器ものを持って宮の庭を通り抜けるのをお許しにならなかった。

11:17
そして、彼らに教えて言われた、「『わたしの家は、すべての国民の祈の家ととなえらるべきである』と書いてあるではないか。それだのに、あなたがたはそれを強盗の巣にしてしまった」。



でもイエスはロックンローラーだったのでしょう。

その怒っている姿も「ドラム・セットを壊すYoshikiさんみたいで素敵」と群衆はイエスのファンになります。
(そのために、それまでヘゲモニーを握っていた祭司長、律法学者たちにうとまれ、そして殺されるのですが)。


By May S. Young from Metro NYC, United States - NYCC2014_XJapanPanel_10102014_03, CC 表示-継承 2.0, Link


まあ、でも空腹と疲労とテンション高めのトリプルでのダメージだったのかと推察します。


で、なんでイエスは呪ったのでしょう。

空腹や疲労があっても、エルサレムでテンション高くても呪うことないのに、、、と僕らは思います。
ましてや、ほぼイエスの過失です。
時期でないときに、果物を求めたからです。

なぜそんなかわいそうないちじくの木を呪ったのでしょう。


これはイエス自身がすでに答えていました。


季節外れであろうが、どんなに不可能であろうが、自分が茂みの中にいちじくの木を見つけたなら、そして自分が空腹である以上は、実があって当然だと思っていたのだと思います。

むしろそういう奇跡をひたすらに起こしてきて、その奇跡が当然というエフィカシーの中にいるので、実がないことに心底驚いたのではないかと思います。


そこで、あなたがたに言うが、なんでも祈り求めることは、すでにかなえられたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになるであろう。


この祈りが24時間365日継続されて、イエスという生き方を構成しているので、あの時点でいちじくの実がないというのは、季節だどうたという以前にありえなかったのです。


そんなことを感じました。



余談ですが、永世七冠の称号を手にした羽生さんは将棋の対戦相手が悪い手をさして自分の形勢が良くなると不機嫌というか、まあ、そういう状態になるそうです。






これがタイガー・ウッズが優秀決定戦で、相手がパットを外したときに不愉快そうな顔をしたのと似ています。



By Angela George, CC 表示-継承 3.0, Link


敵と味方とか戦いとかそういう次元で生きていないのです。


良い棋譜、美しい棋譜を残したいと考えているので、一手の緩みが残念なのです。2人が知力を結集して編み上げたタペストリーが壊れてしまうような感覚なのでしょう。
タイガー・ウッズも同じです。最高の実力を持つ同士が死力を尽くして闘っているのに、敵失で勝っても嬉しくないのでしょう。


ちなみに、イエスが唾棄したパリサイ派というのはもともと「分離する」という意味のヘブライ語に由来します。

イエスがどれくらい唾棄したかと言えば、面と向かって「あなたがたパリサイ人はわざわいである」と言ってしまうほどです。


11:39
そこで主は彼に言われた、「いったい、あなたがたパリサイ人は、杯や盆の外側をきよめるが、あなたがたの内側は貪欲と邪悪とで満ちている。

11:42
しかし、あなた方パリサイ人は、わざわいである。はっか、うん香、あらゆる野菜などの十分の一を宮に納めておりながら、義と神に対する愛とをなおざりにしている。それもなおざりにはできないが、これは行わねばならない。



あなたがたの内側は貪欲と邪悪とで満ちているもひどいですが、、、はっきりとわざわいであると言うのもいかがなのもか、と。怒りが伝わってきます。


でも、これもかなりひどい話です。

イエスが説教をされて、疲れていらしたので、あるパリサイ人がイエスを食卓に招きます(優しいですね)。

イエスはそれについていきます(素直ですね)。

そして、食事をしようとしたときに、イエスが手を洗わないので、そのパリサイ人が不思議な顔をしました。

そしたらイエスはよほどバツが悪かったのか、逆ギレしたのが、このシーンです。

手でも器でも何でも良いのですが、食べる前には洗いましょう。


イエスは自分の過失を指摘されると、逆ギレして説教に変えて、偉そうに締めくくるという癖がありました。そしてそれに大衆はイチコロでした。


あ、話がズレました。


分離の話です。

羽生さんもタイガー・ウッズも自己と他を分離する発想がないのです。分離(パリサイ)ではないのです。
敵と味方とかそういう抽象度で観ていないのです。
良い対戦、良い試合がしたいと思っているのです。
勝利はいわば副産物のようなものです。


ですから自分が見ればいちじくには実がなっているべきなのです。
そのエフィカシーが世界を変えたのでしょう(たぶん)

蛇足ながらエフィカシーとはゴールに対する自己評価であり、それを平たく言えば、

なんでも祈り求めることは、すでにかなえられたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになるであろう。

ということです。


我々も、かわいそうないちじくの木をつい呪ってしまうくらいの激しいハイエフィカシーで行きましょう!





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