蹴鞠ではなく蹴球には夢中になれませんでしたが、15万円(1,599ドル)のチケットが6000枚が、たった71秒で売り切れたというWWDCには熱狂しました(翌日、AirMacを手に入れにAppleStoreへ走ったほどで)(リンクはWWDC)
というわけでAppleです。
公開されたものの1つがiOS7。
カンファレンスでは76"10からiOS7の紹介がはじまります(このビデオ自体は76”42から)。
同時通訳が大阪弁ヴァージョンです。
関西弁で聞くとなぜか馴染みやすい気がしてしまうのはこちらも同じです。
ソクラテスの弁明 関西弁訳/パルコ
¥1,260
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漫画と併せて読むと哲学の創始とも言える知の巨人が一気に身近になれるかもしれません。
ソクラテスの弁明 (マンガで読む名作)/日本文芸社
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WWDCですが、オープニングとエンディングに印象的な2本のVideoが流れました。
まずエンディングがこちら。TVCMです。(なぜかアップル公式のYoutubeからCMが削除されているので日本語版で紹介します。2014年6月23日追記)
WWDCでは118”10からです。
*公式が削除されていたので、こちらに切り替えます(2015年11月6日)
詩はこちら。引用はAppleのサイトからです(背景が変わります!リロードしてみてください)。
掲載されている詩よりさらに言葉が抽出されています。
TVCM版はこのような詩です。
This is it.
This is what matters.
The experience of a product.
How it makes someone feel.
Will it make life better?
Does this deserve to exist?
We spend a lot of time
On a few great things.
Until every idea we touch
Enhances each life it touches.
You may rarely look at it.
But you'll always feel it.
This is our signature.
And it means everything.
Designed by Apple in California
この詩はデザインということを煮詰めて煮詰めて、抽象度を上げ続け、洗練させて、その究極の形態を私たちは1つのSignatureに昇華させました!という風に聞こえます。
それがDesigned by Apple in Californiaです。平たく言えばブランドということですが、もちろん、そのサインをするときはとことん煮詰めて具体的に製品レベルに落としこんだ果てです。どこまで煮詰めるかと言えば、ここまで(Until)!
Until every idea we touch
Enhances each life it touches.
もちろんゴールはproduct自体ではなく、
The experience of a product.
How it makes someone feel.
製品がもたらしてくれる経験。そのガジェットとつくり上げる思い出です。
どう感じるかが重要であり、スペックの軽重ではもとよりないのです(スペック至上主義なら今回からAirはRetinaになったでしょうし)。
そのつくり上げる過程では、
We don't believe in coincidence.
Or dumb luck.
There are a thousand “no's”
For every “yes.”
We spend a lot of time
On a few great things.
「1つのYesのために、1000ものNoを言う」
すべてにYesを言おうという風潮もありますが、Yesということが良いわけではなく(悪いわけでもなく)(そう言えば全てにYesを言うという映画もあったように思いますが、あそこまで徹底すればまたそれはそれで1つのCrazy onesです)。
「わずかばかりの大切なことに猛烈に時間を注ぐ。」
不要なことに忙殺される身としては耳が痛い話です。
そして、一行目は僕らの魔法に対する憧れに冷水をかけてくれている気がします。
最も魔法のような経験をもたらしてくれる魔法使いたちの冷静な世界観です。
We don't believe in coincidence.
Or dumb luck.
Appleが言いたいことはむしろ全編のバージョンのほうが色濃いような気がします。
完全版のCMも期待です。
全文はAppleのサイトへ(テキストは一番下に掲載します)。
そしてオープニングの映像はよりシンプルでより強烈かもしれません。
まさにユーザーイリュージョン。音と映像が、強烈な質感(クオリア)を呼び起こします。
我々の子供は臨場感といったときは、このような質感、手触りに臨場感を覚えるのかもしれません。そしてそれだけに小さいときにどれだけ物理的臨場感を味わっていたかがIQに大きく関わるように思います。光や風、音、砂、水、泥、そして生き物とどれだけ触れ合ったかが。
以下、Intentionです!
*Intention
*公式が削除されていたので、こちらに切り替えます(2015年11月6日)(2020/05/29)
前出の詩と重なるセンテンスは以下の2つ。
There are a thousand “no's”
For every “yes.”
Until every idea we touch
Enhances each life it touches.
Appleが目指すもの、AppleのAppleらしさを示しているように思います。
というわけでAirMacのexperienceが楽しみです。
詩の全文はこちら。
This is it.
This is what matters.
The experience of a product.
How it makes someone feel.
When you start by imaging
What that might be like,
You step back.
You think.
Who will this help?
Will it make life better?
Does this deserve to exist?
If you are busy making everything,
How can you perfect anything?
We don't believe in coincidence.
Or dumb luck.
There are a thousand “no's”
For every “yes.”
We spend a lot of time
On a few great things.
Until every idea we touch
Enhances each life it touches.
We're engineers and artists.
Craftsman and inventors.
We sign our work.
You may rarely look at it.
But you'll always feel it.
This is our signature.
And it means everything.
Designed by Apple in California