運命

そっか…洋二郎のアナウンス聞こえてませんでしたか…大変、申し訳ありません…スタッフではなく自分の責任です…イベントには慣れていないので…

わざわざ御来場頂いたのにイヤな気分にさせてしまい申し訳ありません…

写真は背景を消して頂ける？そんな事が出来るのであればそうして下さい…

逆にアナウンスが聞こえてなかったのに既に消去されてしまった方…本当に申し訳ありません…

うーん…やっぱり慣れない事はするもんじゃねーな…イベント向いてない…本当にすまん…

でも、俺は俺に会いに来てくれた人間が約束を破るとは思ってないので…マジですいませんでした…

それから…頂いた御手紙全て拝読致しました…手紙の内容に懐かしさを感じたり…笑ったり…35年の年月を改めて感じました…ありがとうございます…

さてさて…前文にそぐわない枕言葉だが…頭が悪いのでサラッとスルーして下さい…

一人で花見をしてきた…風に舞う櫻の花びらを見て…人生を自問してきた…「咲いた花は散る…生まれた命も…いつか地に帰る…咲いてる花は人を喜ばせる為に咲いてるのか？否…自らの為に咲き…その花を見て人は心を和ませる…人は…自らの為に生きる…そしてそれが他の人を生かす事に繋がる…どう咲くか…どう散るか…分からん…」

自問自答の深い闇へと誘われ堕ちる…全く悟れん(笑)…51才になっても答えに辿り着かんなぁ(笑)…

この季節の俺はガラクタな哲学者になっている…

大通りに出ると…歩行者信号は赤…買い物帰りの主婦や学生が信号が変わるのを待っていた… ウォーキングの時は歩みを止めずに迂回するが…散歩帰りなので信号待ち…

すると後ろから子供のハシャギ声が近づいて来た… 「待ってー！」声の方向を振り返る…男の子と女の子がこちらに向かって走ってくる…と…「…！！」目の前の出来事がスローモーションになる…音が消えた…

男の子は大通りを躊躇なく走り抜けて行く… 片側二車線の計四車線…たまたま車が来てなかった…幸運の持ち主…男の子は強運に感謝した方がいい…

スローモーションから現実へ戻ると…ゾワッとした…

後ろから来た女の子は止まりはしたが…道路の先で待つ男の子へ「待ってよー！」と、叫んでる…男の子は道の向こう側で笑顔で手招き…車は勢いよく走ってる…女の子は俺の横で信号無視して道を渡ろうと車の流れを見ている…左右に首を振りながらスピードスケートのスタートの様なポーズ…車は走ってくる…絶対危ない…怖すぎる…

「ダメだよ。もうすぐ信号変わるからね。」俺は出来るだけ優しい声を出したつもり…女の子は此方をチラッと見て…正面に顔を戻す…信号が変わるまでジッと女の子を見詰める…

信号が変わり女の子は走り出し…再び男の子の背を追い掛けて行った…いや…マジで怖かった…

スローモーションになる時ってあるだろ？相当ヤバい時じゃん？経験ある？

俺、単車で事故った時スローモーションになってた…「ヤバい！」って思った瞬間からスローモーションになって…気がついたら田んぼや道に転がってた…

なんでスローモーションになるんだろうな？

今でも覚えてるよ…ゆっくり近づいて来る縁石や…車のヘッドライト…

話がずれた…子供は夢中になると周りが見えなくなっちまう…俺もガキの頃に何度か車に轢かれそうになった…よく覚えてないがきっと俺が飛び出したんだろう…今日も事故はアチコチで起きてるんだよなぁ…

あの男の子が道へ飛び出すのが数秒ずれてたら…想像するだけで恐ろしい…関わった全ての人間が不幸だろ？

男の子が事故に遇わずにすんだ「数秒」は…必然なのか？偶然なのか？その数秒がある意味…「生死の境界線」だった訳じゃん？

なんにしても事故が減る様にしないとな…皆も気を付けて来てください…俺も気を付ける…

追伸・

今日の俺とSHUさん…