叱ってくれる人の存在は… 本当に自分が信じられる存在なんだよね… 一人でもいればいい… 今、いなくても… この先の人生で出会えればいい…
俺は10代の頃に…仲間だと信じていた人間にとんでもない裏切りをされて… 「人間不信」に陥った経験があります…誰も信用出来なくなった…
あの頃を思い出すと…今でも悲しさと怒り…苦い感情が甦る…切れた絆は…いや、折られた絆はトゲの様に心に突き刺さった… 
それでも… 色んな人と出会い…経験を重ねるうちに… 再び人を信じるようになれた…悪いヤツばかりじゃないなと…  人と人の絆って大切だよな…
「親分・杉良太郎」は…永遠に憧れの存在です… 人として… 役者として… 男として…                            

さてさて…   先日、ロケの仕度をしながら…20代前半の女性スタッフと話をしました…笑顔に幼さが残る可愛らしい女性スタッフ…自分の娘と大して年齢が変わらん… 
「どんなに朝早くても前髪だけはこだわるんです。」 「なんで?」「眉毛がちょと…太いんです。」 俺から見ると全くそうは思えない…可愛らしい印象… 「そうか?全く気にならんぞ。」 女性スタッフは猜疑心の目で…「…本当ですか?」 「うん。気にしすぎだよ。」「でも、気になります…」   
他人はなんとも思ってないのに自分はメチャクチャ気になる…コンプレックス…確かに若い頃は気になりがちだな…  
思い返せば俺もコンプレックスの塊だった… いや… 今もコンプレックスを抱えてるか… 
ガキの頃は… 自分の名前が嫌いだった…  小学校低学年の頃…同級生から…「マトバカ!」って呼ばれる… カチンと来て… 「今、何て言った!」 「『的場か!』って言ったんだよ。」ニヤニヤしながら答える…確信犯…何度もしつこく言われて…  掴み合いが始まる… 
「浩司」も嫌いだった… 道を歩いていて工事をしていると…「道路工事!的場工事!」必ず言われる… 
学年が変わり出席で先生が名前を呼ぶ時…「まとばひろし君!」「こうじです…」このやり取りも嫌いだった… 
今にして思えば何でもない事…身体的な事でも…目の色素が薄くて茶色いので…「猫目小僧!」と、散々からかわれた…当時は本当に嫌だった… 
小学校低学年の的場少年はコンプレックスの塊…  思春期になればなったで… 自分の顔が嫌いだったしな…今は…好きでも嫌いでもない… 51年の自分の人生の年輪を刻んだプロフィール…  
コンプレックスは… 間違いなく今でもある…  人と比較する事柄ではなく… 自分自身に対して… 演技力をもっと身に付けたい… まだまだ足りない…  でも、演技力は追求しても…ゴールはきっとないんだろうなぁ… ガラクタって自覚してるしさ…克服する為にトコトン考える…  
皆さんは「コンプレックス」ありますか?ありましたか?  自分では「気になる」けど… 人からすると大した事じゃないんだよな…
若い頃って鼻の下にニキビが出来るだけでイヤだった… 本人からするとメチャクチャ気になる…他人は全く気にならん…  
コンプレックスって年齢と共に減っていく気がする…諦めたとかじゃなくて…きっといい意味で受け入れるんだよね…「個性」だと…これが「自分」だって理解するんだよね…  
コンプレックスは… 裏を返せばその人独自の魅力だったりするもんだよ… きっと…そんな気がする…と、自分に言い聞かせる…
 
追伸・
昨日の俺… 
グッディに出演してきました… 生放送は久しぶりだった…

追伸の追伸・
先ずは六本木のホテル…グランドハイアットでのロケ終わり…

そんでもって続いて…ここはどこでしょう? 
ロケで久しぶりに訪れました… 公私共に素敵な思い出がたくさんある場所…
 懐かしさを感じる人… いるんじゃない? またここで会いたいな… ヒント出しすぎかな?