今…彼女を誹謗中傷する書き込みをした人は何を思っているのだろう… 事の重大さに気付いたのだろうか…アカウントを削除してるらしいけど… 自分が知らん人間からたくさんの辛辣な言葉を受けたらどう感じるのか… 自分の家族や仲間や恋人がそんな立場に追い込まれたらどう感じるのか… 考えてほしい…
何でも規制すればいいってもんじゃないけど…やはり、法整備をしっかりとやらんといかん…時間も金も掛かる今のやり方じゃダメだ…誹謗中傷・脅迫等した人物の情報開示を素早く出来るようにするべき…  国会議員の方々も声をあげてくれた… こんな悲しい事が2度と起きないように早急に法案を作ってもらいたい…
卑怯な生き方は嫌いです…書き込みをする前に自分の行いが果たして自分に返ってきた時にどう感じるのか…考えてもらいたい… 
声をあげて下さった方々… ありがとうございます… コメントを拝読していて…真っ直ぐな方々の言葉が嬉しかったです…  
有名人だろうが一般人だろうが…こんな悲しい事が2度と起きないよう…願う…それだけじゃダメだね…声にしないと… 
木村花選手…素晴らしい女子プロレスラーに起きた悲劇を…俺は絶対に忘れん…                  

すいません、話題を変えます…   緊急事態宣言が全ての都道府県で解除されました… 
そんな中…  大好きな監督が逝っちまった…
でも、湿っぽい話にはしない…「的場さん、明るく御願いします!」監督は笑顔で俺にそう言うだろう…
出会いは「ビー・バップ・ハイスクール」殺陣の稽古で初めてお会いした…
第一印象は「おぉ!ビー・バップの腹巻鉄也がいる!」腹巻って映画の中でコメディチックなキャラクターだった…しかし、稽古が始まると…腹巻の印象は一変…「怪獣だ…」
激しい稽古… デビュー間もない俺…何も分かってないボンクラに正面から向かい合って指導してくれた… 厳しい人だった… でも、優しい人だった… 
その数年後、俺の主演したブイシネマの監督として再会… 「義王」
その撮影時に感じた作品への情熱… 素敵な監督だ… 俺が書いた脚本… 「汚れた代紋」等の監督を是非にと御願いした…
俺も監督も早起き…早朝四時過ぎに監督からメールが届く…「おはようございます。的場さん、起きてますか?」すぐに返信…「押忍。おはようございます。起きてます。」「今から打ち合わせの電話をしても構いませんか?」早朝からガッツリ打ち合わせ…こんな監督は他にはいない… 
自宅・道場へ伺うこともしばしば…美味しい料理も頂いた…楽しい時間だったな… 
「的場さんの作品なら手弁当でもやりますから!」メチャクチャ嬉しい言葉だった…
美意識の高い人で…ギャグセンスがあって… 律儀な人…日本人の美徳を体現する人… 一言で表すなら…「侍」でした… 
 打ち合わせでお会いする時も… きっちりとブレザーか…和装をさらっと着こなし… 撮影期間中は禁酒… 己を律する人…
でも、かなりお茶目なんだよ… 自然と人を惹き付ける人…
 訃報を聞いて道場へ駆けつけた… 
誤解されたら嫌だけど… 永眠されている監督は…引き締まった表情をされていた…
自分の病を知った時…「家族以外には一切言わない。」そう監督が決めたと奥様から伺いました…聞きながら監督らしいなと思った… 
訃報を聞いた時…家で泣き崩れた…そのままタクシーで道場へ向かい… お顔を拝見してからは… 背筋を伸ばして送れた…  
芸道殺陣波濤流高瀬道場主宰・高瀬将嗣監督…せつないけど… ありがとうございました…色んな事を教えて頂き…素晴らしい思い出をたくさん頂きました… 
「的場さん、殺陣師やったらいいじゃないですか?」「事務所独立されて何かあれば相談して下さい。」「ブログの発言が素晴らしい。」「手術をされて大変だと思いますが、アクションは出来ます。私が保証します。」「最近、私もスイーツが好きになったんです。」たくさんの思い出が浮かびます…
撮影現場で監督がカミソリ片手に役者の額に剃り込みを入れていた姿…失礼ながら…可愛らしかった…
殺陣の段取りをしている姿…鋼の様に厳しかった…
連絡もなく「陽光桜」の試写にいらしてくれて…舞台挨拶の時に客席からニコニコと手を振る監督を見つけた時には本当に驚いた…思い出話は尽きんです…
ただ心残りは… もう1度、御一緒したかったです…  
監督、御冥福を心から御祈りします… ありがとうございました… 

追伸・
今日の俺… 
顔をあげて進む… 下は向かん… 監督に笑われるから… 

追伸の追伸・
以前、撮影中に監督から頂いたワッペン… 
大切な物… 
 俺は「九州やくざ戦争・九州のライオン・義王」を観ます…
見ながら撮影時の事を思い返します…