生後すぐからの搬送、そして入院当初は近いうちに授乳できるようになるでしょう、
と言われていたmatoですが、ここまでの記事で書いてきた通り、
呼吸系の問題が発覚して、GCUでのミルクはすべて経管栄養での
注入になってしまいました。
その経過の中で。
数々の病気や症状が発覚して、あまりのストレスに私の母乳も出なくなって、
完全ミルク育児になって。(→「あきらめた母乳育児」)
すっかりもうmatoにご飯(栄養)を与える、という仕事が、病院任せになってしまって、
なんだか心が遠くなってしまっていた時期がありました。
すっかりマスターした注入の手技は何も考えずにでもできるようになって。
病院が支給してくれるミルクをひたすらつなぐだけの日々。
その中でも受持看護師さんはじめ、たくさんの看護師さんたちに言われたこと。
「matoちゃん、きっといつかお口からミルク飲めるようになると思うから、
吸うことだけは忘れさせないようにしましょう。」 と。
確かに呼吸は苦しいながら、matoには、自分の口から「吸う」という意思がありました。
呼吸の問題が発覚する前は短いながら、哺乳瓶から数ミリの単位ですが吸って
いた時期もありました。
そんなこんなで、matoは私が面会に行くと、大体はおしゃぶりをくわえていました。
コットに転がっているとき、そして、ミルク注入の時。
二ヶ月を過ぎると、自分で上手におしゃぶりを両手で支えてて、とてもかわいかった。
「matoちゃん、本当におしゃぶり好きですね。」
とたくさんの看護師さんたちに言われていました。
ミルク注入の時には、そのタイミングに合わせてくわえさせると、まるで口から
飲んでるような感じでおしゃぶりをチューチューしていて、
「あ、ミルクは胃に直接入ってるけど口から飲んでる感覚わかるのかな?」
なんて思っていました。
お腹がすいて泣いたときにも、まずはおしゃぶりをくわえさせると、ゴキゲンに
なることも多くて。
そんな入院の日々でした。
そして、この病院で使っていたおしゃぶり。
なかなか、市販でなくって、この後の退院に合わせてわざわざamazonで
取り寄せをしたのですが。。。
なんと退院後はほぼ使わないというオチ。。
そう、看護師さんたちが話してくれていたことが確かだったことがこの後
証明されることになります。。。
そんな話はまた別で。
お取り寄せしたおしゃぶり。ほぼ未使用。
今日新生児用のグッズ整理してたら出てきて、なんとなく思い出したお話しでした。