みんなこの題目に首をかしげているだろうから、僕の身の上話とともに題意の説明をしようと思う。
中学当時、無力な自分に引け目を感じていた。無論、自信だとか自己肯定感なんてこれっぽっちも無かった。
でも、内面は周りから尊敬されたい、すごいやつだと思われたい、そんな執念が充満した承認欲求と自尊心の獣が巣食っていた。
だからみんなから好かれるために行動を起こしたんだ。
当時の狭い教室だけが人生の僕には致命的な思い違いがあった。
「クラスの陽キャから好かれる人間=価値のある人間」
今からしたら馬鹿らしいとは思うけどさ
でも当時はこの等式を金科玉条のように盲信して疑うことはなかった。
この思い違いから一流企業「陽キャグループ株式会社」による「人間の価値認定書」取得に努めることにした。
もちろんこれは暗喩だけどさ、入社試験に受かるために心にもない引きつった笑顔を作る新社会人の心境と近いのかなーって
(まだ高校生だからわからないしただの憶測だけど)
でも自分は特に優れたこともないし自然体で認められるわけないでしょ。
その想いから僕は奇妙な言動で人の笑いを取る道化師になることを選んだ。
いや。当時の狭窄した視野しか持ち得なかった僕にはそれしか選択肢が無かったんだ。
で、取得試験は多分合格したんだろう。
最初は清々しかった。
しかし虚偽の人格で舐めた甘い蜜が辛酸だと気づくのにさほど時間はかからなかった。偽りの自分で得た「人間の価値認定書」を更新し続けるのは過酷を極めた。
友達は面接官だ。
道化師の役職を任された僕は常に絶え間なく面接官を笑わせなければならない。
脳内の「キャラ設定マニュアル」に一挙手一投足従わなければならない。
うっかりマニュアルの内容を忘れたり、間違えたら面接官は黙って手元の採点表に「減点1」をつける。
減点の数が許容値を超えたら「人間の価値認定書」の剥奪、そして
「もうお前おもんないからいいよ」
一番辛いのは面接官からの、否、友達からの戦力外通告だ。
実際そうなったわけじゃないけど当時はそう思い込んで怯えてたなあ。
まあ、とにかくその時は上記の思い違いがあったから認定書剥奪は己の価値の否定に等しかったんだよ。
最初に書いたように承認欲求が強かったから、なんかよくわからんがなぜかステータスとして通用する(学校内のみで)陽キャのお墨付きを手放したく無かった。
実際誰よりも臆病で弱っちいくせに隠そうとして魅力的な人のキラキラにたかるハエみてえな本性が露呈して蔑まれるのが何よりも怖かった。
で、僕はみんなのご機嫌取りに執着したんだ。
そこには本当の自分なんて微塵もない。本来の喜びもない。
キャラクターマニュアルに従って行動することに義務を覚えた
自分でかぶった道化師の仮面にいつの間にか支配されていたんだ。
一度付いた悪癖はいつまでも火傷のように染み付いてくるからもどかしい。
誰と話していても自分が値踏みされているかのような錯覚に陥った。今は親しく接してくれていてもいつか脆弱な内面を見抜かれて拒絶される。だから、拒絶される前に人と関わることを避けた。
ただの偶然に報われた
そんな自分でも疑いようのない笑顔で話を聞いてくれる人に出会えた。
人と話して、初めて心の底から幸せだって感じた。それが絶望の淵から這い上がる活力を与えてくれた。今もこうして折れないでいる勇気をくれた。
ひとつ学んだことがある。
もし僕が強い人間になったとして、それを棚上げして誰かを傷つけたり貶めたとしたら。
それは強くなるきっかけを与えてくれた人の優しさを悪用する行為に他ならない。
恥すべき行為なんだ。
ほんの僅かな確率で、人生の転機を与えてくれる存在に出会えただけだ。
誰かの優しさに貰った強さを、さも自分の実力だと勘違いして傲慢に振る舞うのはやめよう。
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後半薄くなっちゃったからまた深めて投稿するかも
自省のために書いたわけだけど、正直今も人からよく思われたいって気持ちはないわけじゃないんだよなあ。(ましにはなったと思う。多分!)
大体の人からはどう思われたっていいんだけどさ。
たった一人だけど、
絶対に折れるところを見せたくない人がいる。
強くてかっこいいって思わせたい人がいる。
見栄を張るところは到底直せそうもないな。まあそのおかげでなんだかんだやってきてるわけだから、適度な(⇦これ超重要!!!)虚栄心も悪いとは限らんのかもね。
直んないならじゃあせめて魅力がある人に寄っかかるんじゃなくてさ、自分の力で強がって、かっこいいって思われるのを目標にしようと思う。