limおバカ→∞ -3ページ目

-出会いを経て、別れのとき-






今公立入試の応援から帰ってきました。


これで俺が塾講師として出来る最後の仕事も終了しました。





・・・はい。 泣きそうです。



当たり前のように毎日会って、当たり前のようにバカ話をしていたのに、もう二度と会うことはないかもしれない。



その事実をふと一人考えていると、涙が出そうになります。









今から書くのは昨日の話。




この日が3A、3Cに行う最後の授業。




最初は3Aの授業。




ハイジ  『はい、じゃぁ今配ったプリント観てー。 んで色ペン出して俺が言うとこ線引き!




      まず最初! 筆記用具等忘れ物がないようにすること!! はい線引けー。



      ただし、分度器やコンパスはダメぞ!? 持って行かんこと!』




ちぃ  『ハイジっ! 何で分度器もって行ったらいかんと??』




ハイジ  『ハイジ先生!!  分度器持って行ったら数学の角度の問題とか測るやつがおるやろ?』




ちぃ  『は、いいやん?』



武美  『ダメと!?』




ハイジ  ダメやろΣ( ̄Д ̄;)!!





その後何故コンパスと分度器をもって行ってはいけないかを講義・・・。




入試前日に何してんの俺orz




ハイジ  『はい、じゃぁ入試前の心構えについては以上。



      ・・・んじゃまぁ、芸が無いけど、俺から1人ずつ手紙を渡します。』




ちぃ  『また書いたとー!? ハイジ頑張るねーww』




ハイジ  『今回は私立んときと違って全部書くのに6時間かかったし・・・。』




私立入試の前日にも書いたが、AクラスとCクラスには一人ずつ手紙を書いた。



これがまた書き始めると止まらなくなって、40人近くの分を合計6時間かけて作成・・・。






この場で読むなというのに勝手に手紙を開き始める3Aの生徒たち・・・(=_=;




ちぃ  『うわー! これマジ泣けてくるーー!!  見て見て!』




ハイジ  『見せるなΣ(~∀~||;)!!  読むなら一人で読め!』




祐樹  『あ、これちょっと音読していいですか?』




ハイジ  『黙読せぇよ∑( ̄皿 ̄;;!!







そんなこんなで、一瞬たりとも泣く場面もないまま、3Aの最後の授業も終わりの時を迎え・・・





ハイジ  『おし、じゃぁ授業終わるか。


      これで俺がお前らにする授業も最後だな。』




ちぃ  『え!? 最後と!?』




ハイジ  『当たり前じゃねぇかww お前ら明日入試ぞ!?』




ちぃ  『あ・・・そっか・・・。』




ハイジ  『はい、じゃぁ気をつけ! これで俺の数学の全授業を終わります。






と言うと武美が、




武美  『嫌だっ!! 終わらんで!!




ハイジ  『・・・・・!!!!  お、お前そういうのダメだろ・・・!!




      あっぶねぇっ!! 泣きそうになったしwww!! あっぶねぇwww!!!』



ちぃ  『嘘やし! 泣いたろ? 今泣いたろw??




ハイジ  『うるさい黙れっ!! 泣いてないし! 泣くわけねぇし!!







3Aのバカにだけは絶対に泣かされちゃいけないと必死にこらえ教室を後にする。


お前らみたいなバカに泣かされるわけないだろ、バカ。 最後までバカ。










そしてその次のコマが3Cの授業。 3Cの授業は今日2コマあったので、手紙を渡したりとかは2コマ目にするとして、1コマ目はプリント演習。




ハイジ  『今日は入試前日やし、そんな難しいの解いてもいかんと思うけん、簡単な計算問題ばかり集めてます。


      はい、じゃぁ今配ったプリント始め!』




3Aと違い、黙って静かにプリントを解く3Cの生徒たち。




その間俺は質問に答えながら机間巡視する。




ハイジ  『・・・・。』




ともチ  『・・・・何ッ!?』




ハイジ  『何って、問題解きよるの見よるだけよ。』




ともチ  『・・・フンッ。』




最後の最後まで愛想がねぇな・・・(=_=;







ともチやっこサエ律子雪奈悠美・・・・




机間巡視して生徒の顔を見て回るだけで、思い出がこみ上げて来て・・・




ハイジ  (やべ・・・。このままこの部屋おったら泣いてしまう・・・。)




一旦教室の外に出ることに。



するとちょうど3Cの教室に入ろうとしていたジン先生とはち合わせに。





ジン先生  『あ、ハイジ先生ちょうどよかった。 隆太が来てますよ。』




隆太  『・・・・あ。 ハイジ先生おった。』




ハイジ  『? どうした? 今日は入試前やけん2年生は授業ねぇぞ?』




隆太は2年生Bクラス(頭いい方)の男子生徒。


こいつは1年生のときから数学を教えていて、ほんとにずっと言うことを聞かず喧嘩ばかり。


殴ってやろうかと思ったことは数知れない。


だがそこをグッとこらえて、



「隆太テキスト持ってきたか?」


「隆太、定期試験の問題明日塾に持って来てくれん?」


「隆太(2)の答えは?お前なら暗算でわかるやろ。」



・・・ウザいほど絡んでコミュニケーションをとること1年



隆太が俺の前で笑顔を見せるようになったのは、2年生に上がってからだった。




隆太  『ハイジ先生。 ・・・今日で塾最後っちゃろ?』




ハイジ  『おう。 そう言ったやんけ、この間。』




今日で俺がお前らに会うのは最後。 そう2年生に告げたとき、返ってきた返事は


『あっそ。』  『ばいばい。』  『やったね!』 などなど。





こいつら1年以上数学教えてやったのに・・・ヽ(`Д´)ノ゛!! 


会ったやつには一人ずつ「来年受験頑張れよ」と軽くメッセージは送ったものの、

俺は2年生には別れの手紙すら書かなかった。




そして隆太にも、




ハイジ  『お前とは喧嘩ばっかりやったなw  3年になっても頑張れよ?』




隆太  『・・・うん。 




          ・・・・・はい、コレ。』




ハイジ  『は・・? 何コレ?』





隆太が手渡したのは細長い箱の入った袋。





隆太  『ネクタイ買って来た。 ・・・今までありがと。』









・・・・・・無理だった。 目の奥の蛇口を一気にひねられたような。




ハイジ  『お前・・・最後でそういうの・・・!!


      ありがとう・・! ホントにありがとう・・・・!!





3Cの演習の答え合わせはマサキ先生に代わりに入ってもらった。


・・・・あと数分は、止まってくれそうになかったから。











この日記には続きがあります。




すぐ更新するので少々お待ちを。