-「バカ」が「マジメ」になったとき-
※この日記は一つ前の日記、「―出会いを経て、別れのとき―
」の続きです。
読まれてない方は先にそちら
をどうぞ。
3Cの2コマ目の授業は意外とあっさり終わり、手紙を配っても「また手紙ー??」くらいのノリだった。
変に賢いクラスは冷めてるからな( ´_ゝ`)
そして、放課後。
明日(今日のこと)が入試なので、生徒は早めに帰らせる。
やっこ 『ハイジ先生、林先生!! もうお別れとよ!?』
ハイジ 『そうだな。 明日頑張っておいで。』
林先生 『いい結果待っとるけんな。』
リオ 『はいじんこりんこって!! ウチともう会えんとよ?? 寂しかろ??』
ハイジ 『そうだなw』
リオ 『なんだかんだでハイジ先生この塾でウチのこと一番好きやったもんね。』
ハイジ 『どんだけ自意識過剰やねん( ´_ゝ`)
お前も明日頑張って来いよ。 いい結果待ってるからな。』
サエ 『先生ウチに会えんくなるけんって泣かんでね?』
ハイジ 『泣かねぇよwww!』
修弥 『ハイジ先生・・・。』
ハイジ 『おぉ、修弥。 どうした?』
修弥は3Bの男子。 こいつも隆太同様いつも喧嘩ばかりで・・・。
俺と言い合いになってテストを受けずに走って帰ったこともある。
元々は3Aで俺が数学担当だったが、成績が上がったため3Bに移り、マサキ先生の担当に。
それ以来俺を避けるようになっていたが、つい1,2か月前また口を聞いてくれるようになったばかりだ。
修弥 『もう今日で最後ばい? もう会えんくなるとよ!?』
ハイジ 『・・・。 そうだな。 修弥とはホント喧嘩ばっかだったなww』
修弥 『今思ったらつまらんことばっかで喧嘩しよったねwww』
修弥も大人に近づいたってことだな。 この1年足らずの間でも、生徒たちの内面の成長は感じ取ることが出来た。
修弥 『俺、ハイジ先生の授業もっと受けたかった。』
ハイジ 『修弥・・・。
明日、応援には行ってやれんけど頑張ってこいよ。』
修弥と握手を交わす。
修弥 『・・・う・・・うん・・・。 ・・・・うん・・!』
泣くなよ修弥・・・。 俺までもらい泣きするだろ・・・ww
そして修弥も帰宅し、あとはちぃを含めた数人だけ。
ちぃはただ塾から帰るのが寂しいのでグダグダ言っているだけだ。
俺と林先生、ジン先生が教室の掃除をしていると、ちぃが俺のもとへやってきて言う。
ちぃ 『ハイジ~♪』
ハイジ 『ハイジ先生!! お前は最後の最後までホントに・・・。 何?』
ちぃ 『さっき手紙貰ったけんさ、ちぃも手紙書いたと☆』
ハイジ 『あ、そうなんや。ありがと。』
ちぃ 『・・・・ちぃいい子やろー☆』
ハイジ 『・・・・。』
ちぃ 『・・・・。』
ハイジ 『・・・・・・・・・・。 くれやΣ(~∀~||;)!!』
ちぃ 『あwww 何で見られとるんかと思った・・・ww』
ちぃが手渡した手紙。
・・・完全に今日の授業のプリントだ。
ハイジ 『お前今日のプリントの裏使うなよ・・・(=_=;』
ちぃ 『いいやん別にww ・・・今読んでよ?』
ハイジ 『嫌やしww 後で読むわ。 今読んで泣いたらいかんし・・・。』
ちぃ 『泣かんしwww ふざけて書いたけん面白いよw??』
ハイジ 『最後の手紙ふざけんなよΣ(~∀~||;) じゃぁ掃除の後で読むわ。』
俺が掃除を続けていると・・・
ちぃ 『ねぇハイジって~~。』
ハイジ 『お前ストーカーかwww 迎え呼んで早く帰れよ? 明日入試ぞ・・・。』
ちぃ 『もうちぃに会えんくなるんばい?? 3Aの授業めっちゃ静かになるばい??』
ハイジ 『3Aの授業自体今日で終わったんだよ(=_=;
ちぃ高校行ったら数学頑張るんぞ?
授業もちゃんと聞いて、問題も解いて・・・。』
ちぃ 『やだし!』
ハイジ 『やだってなんだよ( ´_ゝ`) 高校入ったらもっと数学難しくなって・・・』
ちぃ 『だってウチ、ハイジの授業じゃないとやる気出らんし。』
俺の授業だって・・・。
俺の授業だってやる気無かったくせに・・・このバカが。
ハイジ 『・・・・・・お前は・・・。 ホントに・・・。』
ちぃ 『ウチさ。
ハイジの授業、めっちゃ楽しかったよ?』
・・・片手で教室のドアを開けた。
ハイジ 『・・・・出てけ。』
ちぃ 『・・・・・??』
ハイジ 『泣いてるの見られたくないから出てけっつってんの!!!』
ちぃ 『ハイジが泣きよーw!! ハイジが泣きよーしwww』
ハイジ 『いいから出てけよ!』
バタンッ!
そういうの・・・。 最後の最後でそういうの反則だろバカが・・・。
さっき泣いたばかりなのに、それでも涙はずっと流れて。
ハンカチびしょびしょにして涙を拭いて、ちぃたちと最後の別れをした。
林先生 『ハイジ先生泣きすぎw』
ハイジ 『・・・無理でした。 どうやってもあれはこらえられませんでした・・・w
・・・・あ、そういや・・・』
ちぃがくれた手紙が胸ポケットに書いたままだった。
ただでさえまともな日本語もしゃべれんし、作文も大の苦手のちぃ。
ハイジ 『あいつがふざけて書いた手紙とか・・・俺解読出来るんかいな( ´_ゝ`)』
手紙を開いてみる。
今日授業で使った、俺の手作りの「入試前の心構え」のプリントの裏に書かれた文章。
ハイジ先生![]()
ハイジ「先生」だって
ひさしぶりに言ったわ~
![]()
ハイジにはたくさんめぃわくかけたネェ
でもウチはハイジが言うほど問題児じゃないとよ
![]()
塾に入って、ハイジの授業受けてちゃんとわかるよーになったょ
相似の証明もねじれも
ハイジの授業んとき、たくさんしゃべってしまった
今思うとちゃんと話聞いとけばよかったと思う
。
こんなウチにいっしょうけんめい数学教えてくれてありがとう

ま~ウチは素直やないけん口では言えんけど。。。 ハイジ今までありがとー![]()
これからもがんばれよん
ならまたネェ![]()
ちぃ
よかった。 これをちぃの前で読まなくてよかった。
こんなボロボロ泣いてるの見せられたもんじゃねぇし・・・。
ってかあいつ、ふざけて書いたとか言ってめちゃくちゃマジで書いてるし!
バカのくせに・・・ドあふぉのくせに最後だけ真面目になるから・・・こんなに涙が出るんだろうが!!
・・・結局この日、俺は3度も生徒に泣かされるハメになったのだった。
19日が合格発表。 合格発表の日には必ず塾で生徒の報告を待ちたいと思います。
もうテストは終わったので結果は決まっていますが、皆さん合格を祈ってやってくださいm(_ _)m