うまかぶり。
ただいま。 今実家から帰ってきた。
今日は法事だった。死んだじーちゃんの7回忌。
あ、今日の日記おもしろいとこ全然無いから、読まない方がいいかも。うん。
おれのオカンもオヤジも一人っ子だから、おれには親戚がめっちゃ少ない。
だからお年玉もめっちゃ少ない。
・・・まぁそんなことはどうでもいいんだが( ´_ゝ`)
だから親戚に会うのはこういう法事みたいなときだけ。親戚のおばちゃんはしきりに言う。
おばさん 『ほんとお兄さんらしくなったね~~』
ハイジ 『ありがとうございます☆ おばさんたちもお変わりなく・・・』
名前もよく覚えてない遠い親戚に俺は会釈する。
・・・てかお兄さんにもなるだろ、前会ったの五年前だぞ( ̄д ̄;)
親戚のおじさんの一人が和尚と話をするのが聞えた。
おじさん 『いや、僕ね、タバコやめて4日になるんですよ。』
和尚 『それはやめたっていうより休憩ですねぇ。』
おじさん 『www そうですね。 まぁ一日1箱は吸ってましたからねぇ。 確かご主人もすごい吸ってましたよね?』
ばーちゃんがうなずく。
じーちゃんはほんと、ずっとタバコを吸ってた。 おれが小さい頃からずっと。
物心ついた俺は、タバコがどんだけ体に有害かも知ってたし、じーちゃんにタバコをやめてくれって何度も言った。
でもじーちゃんはやめなかった。 もう何十年も吸い続けてるから、やめらんないのも無理はない。
じーちゃんはおれが小さいとき、よくおれの太ももをぐっと手でつかんだ。そうするとおれが喜ぶのを知ってるからだ。
太ももをつかまれるとめっちゃくすぐったくて、おれはすぐ笑った。 じーちゃんはそれを『うまかぶり』って呼んでた。
「馬が噛みつく」みたいに手でももを挟むからだと思う。 別に広島で一般的な名称じゃないけど(;-_-)
おれはいつもじーちゃんに『うまかぶり』をされたらやり返してやった。
でもじーちゃんは全然余裕だった。 じーちゃんの太ももはおれより硬かったのだ。
・・・関係ないけど、この間ポチャに『うまかぶり』をしてやった。
『やめろよっ!!』ってポチャは言ってたwww
『うまかぶり』をするときも、じーちゃんはタバコの匂いがしてた。 21になった今でもよく覚えてる。
おれはタバコの匂いはちかっぱ嫌いだったけど、じーちゃんは大好きだった。
おれが中3のとき。 じーちゃんの肺は、右側が完全に機能しなくなった。
原因は明らか。 じーちゃんはすぐ入院することになった。
おれはオカンと暇さえあればお見舞いに行った。 花くらいしか持っていかなかったけど。
おれは部活でとった賞状とか、そんとき習ってた書道でとった賞状とかをじーちゃんの病室に持ってって見てもらった。
入院してから、じーちゃんはおれの賞状を見てもあんま喜んでくれなくなった。
昔はめっちゃ笑顔で頭なでてくれたのに。
あとから聞いた話では、そんときもめっちゃ苦しかったらしい。 無表情でいることも辛かったのかもしれない。
何日かたって、じーちゃんはベッドから起き上がることもできなくなった。
もう『うまかぶり』すらしてくれなくなった。
じーちゃんは、生きることを拒んだ。 自分で自分の命の残りの時間を減らした。 それほど苦しかったんだろう。 ほんとに苦しかったんだと思う。
おれと家族が集中治療室みたいなとこに駆け込んだとき、じーちゃんはベッドに横になって上を向いてた。
まだ心臓は動いてたけど、オカンが必死でじーちゃんを呼んでも、何の反応も示さなかった。 ずっと上を向いてた。
俺はタバコが嫌いだ。
自分で自分の命縮めるとか、バカバカしくてやってらんない。
生きてたくても、生きられないやつとか世の中にいっぱいいるのに。 バカバカしくてやってらんない。
その日からおれはタバコの匂いが今まで以上に大っ嫌いになったけど、タバコの匂いのするじーちゃんは大好きだった。
「だった」って、過去形はおかしいな(;-_-) 今も好きだもんな。
多分じーちゃんだったら、おれが『教師になろうか塾講師になろうか迷ってる』って言っても、
『そりゃー給料のいい塾に勤めんさいや!』ってバリバリの広島弁で言うんだろうなw
完全に自己満足だけど、いつか絶対カリスマ教師とかカリスマ塾講師とかになって墓参りに行くことがじーちゃんに出来る恩返しだと思う。
うわーほんと今日の日記辛気臭いなwww
明日からはまたあふぉな日記に戻るから、あきれないでまた来てね☆☆