この日は「通分」のイメージを強化し,さらに習熟を図る時間です。最初に,
「ノートに,横長のテープのような長方形を2本,同じ長さでかきなさい。」
と指示します。子どもたちはマス目のノートを使っているので,定規は使わずフリーハンドでかかせます。同じ長さの2本のテープができればかまいません。子どもたちは思い思いの長さでテープを描きました。
「このテープの長さを1mとします。」
と,それぞれの表したテープの長さを1mと仮定します。そして,
「上のテープで,1/3mだと思うところに色をぬりなさい。」
と指示します。下のテープでは「2/5m」の部分で同じことをさせます。
「2つのテープで表しましたが,絶対の自信はありますか。」
と尋ねます。すると,
「1/3は自信があるけど,2/5はない。」
「2/5は大丈夫だと思うけど,1/3は自信がない。」
などの声が出てきました。
そこで,どうしてそう感じるのかを説明してもらいました。
「最初,5目盛りにしたので,2/5はいいと思うけど,1/3は微妙な感じになった。」
という説明が出てきました。反対に,1/3は自信があるけど2/5がない人は,
「最初を6目盛りにした。」
と説明してくれました。そんな話をしているうちに,
「ぼくは両方自信がある。」
という話が出てきました。そこで,その人たちはどんなことをしたから両方うまくいったのかを小集団で話し合い,
「全体を15目盛りにした。」
という考え方を引き出しました。ちなみに,子どもたちが使っているマス目ノートは,端から端まで目いっぱい使うと15めもりになっているのです。
この「15目盛り」でそろえるという考え方が「通分」の考えになっていることを押さえます。これが通分のイメージ強化の活動です。
この後は,前時同様,通分をする練習です。分母の最小公倍数を見つけ,それを分母とする分数にしていきます。最小公倍数を見つける時間の速さが,この作業の速さになります。途中で,三口の通分も入れていきます。小黒板問題と教科書の練習題,もっと練習で習熟です。
最後は,1~9までのカードを使って2つの分数を作り,その通分をする活動を行って終了しました。