「整数」単元の最後の時間です。この時間はいつも「算数ムーブゲーム」をしています。このゲームは,この単元で学習した「倍数」を使うゲームです。自分の出席番号を使って,先生が示した数字の倍数だった時に「ムーブ」します。「ムーブ」とは,座っている場合は立ち,立っているときは座ることです。
 私が言う数字は「1から34」までです。34は学級の人数です。34個の全ての数字の倍数のときにムーブします。ルールの理解が進んでいなかったり,倍数を間違えたりする児童がいるので3回同じことをしました。
 すると,ゲームが終わった時に,数人の児童が立ったままになっています。その子たちの出席番号は「1」「4」「9」「16」「25」「34」でした。どうしてこの子たちが立つのかを考えるために,この6人だけでムーブしてもらいました。すると「34」の児童は17のときにムーブしていなかったことが分かりました。これで残りは5人です。
 その中で「1」の児童が立っている理由はすぐに分かりました。その児童は,一番最初の「1の倍数」のときに立っただけで,あとは全くムーブしていないのです。
 残った5人と,座ることになった「34」の場合を比べます。それぞれどんな数字のときにムーブしたのかを確かめてみると,それが出席番号の「約数」になっていることが分かりました。それが分かると,5人の約数が「奇数」になっていることが見えてきました。
 さらにどうして「奇数」になるのかを考えます。約数はペアで見つけていくので必ず偶数になりました。しかしペアの数が自分自身になる数は,1少なくなるので奇数になるのです。それが見えてきました。こうしてこのような数のことを「平方数」ということを指導します。
 さらに,ムーブしたのがたった2回になる児童もたくさんいました。それは約数が2つ,1とその数自身になる数字で,それを「素数」ということも指導しました。
 そのあとは,「6までの数表」で素数を見つけます。「エラトステネスのふるい」ですが,この表でやると,「3まで」で縦に4列が消えます。さらに5の倍数は5から右左めに出てきます。さらに7の倍数は右斜め下に消えていきます。ここまでをやれば,100までの素数がすべて見つけられています。この表を作って終了しました。
 小学校の内容を逸脱した難しい内容ですが,「素数」は10年前までは指導内容でした。それだけでなく「倍数」を考えていると自然に「約数」の話になり,その中で「偶数」「奇数」の話も出てくることが,単元のまとめとしてふさわしいと考えています。れで「整数」は終了です。

 

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