先日,本校の新任の先生が初任者研修に出るということで,補教計画が回ってきました。そこでいつものように,
「(こんなくだらないプリントではなく)算数の授業をさせてもらっていいですか。」
と尋ね,了解をもらいました。4年生のこの時期なので,「式と計算の順序」導入となる「絵数字」をやってみました。
〇,△,□の3つの数字の配列に約束事を作り,その計算をしていきます。「縦に並ぶとたし算」「横に並ぶと引き算」「中に入るとかけ算」ということです。この約束を最初に徹底します。
これを組み合わせていろいろな数字を作っていきます。〇の中にたし算が入る絵数字,〇の中にひき算が入る数字とまずは基本的な計算でできるものを示します。これらは大きな違和感なく,その計算の意味が伝わっていきます
次に,たし算とひき算が混ざった絵数字を見せます。今度は,どちらを先にするのかで計算結果が変わってきます。たし算を先にするのかひき算を先にするのかの約束がないので一意に定まりません。このようなときには,何か記号(今回は,マグネットを間に置く)をつけて,先に計算する印をつける必要性を示しました。
その中で,一人の児童が,この絵数字を「8-3+3」と横書きに表していたので,それを利用して,マグネットの記号の意味を話すと,
「それは( )のことや。」
という意見が出てきました。これで記号の意味が算数的になりました。
最後は,メインの絵数字です。たし算とかけ算が組み合わさっています。そのため,どちらを先にするかで計算結果が変わってきます。21と15に分かれましたが,どちらの計算も納得してしまいそうです。ということは今回も「記号」が必要なのかという話になったのですが,21になる計算式をそのまま絵数字にすると,別の絵数字になります。縦に並んだ3+4全体を〇で囲わなければならないことになります。ということは,記号がなくても元の絵数字の場合は15になるということです。これを算数の計算式に表すと,
「3+4×3」
となりますが,真ん中の4は,+3とも×3ともつながっています。しかしそのつながり方として,かけ算の方が強いので先に計算することになる,という方向で話を進めていきました。かなり強引になってしまったことは反省です。それとこの最後の図は,○を2つ並べるのではなく,上は□にすれば「3+4×8」となり,異なる数字なので説明もしやすいですし,先の問題で33になる絵数字が既に存在しているのでちがいに気づきやすくなります。こんな単純なことにようやく気付きました。
飛び込み授業で,スペシャリテ教材のさらなる可能性に気づかされました。子どもたちと,出張に行った先生に?感謝です。