この日は前時にうっすらと見えてきたものをはっきりさせ,「約数」の概念を指導します。まず,前時の「〇までの表」と「□の倍数」の関係を整理します。10までの表の場合,2の倍数,5の倍数,10の倍数になっています。(模様が縦一直線になっているもの)これらの数字が「割り切れる関係になっている」ということを確認します。ここからは,これらがどうして一直線になるのかを考えていきます。
まず,表の横の部分を「直線」で表します。その直線の長さを「10」とします。2の倍数の場合,2つずつ取っていくと5分割されます。これで「線分図」のようなものができました。その線分図が「10÷2」を表し,きちんと割り切れていることを表現していることを押さえます。そうすると,次の「行」はまた一番前からスタートするので同じリズムで色が塗られていきます。
反対に割り切れない場合「4の倍数」で線分図を作ると,右端に2が余り,次の「4」をとると,その後の4が線分図の途中からとらなければならなくなるので,リズムが変わり,直線にならないことを押さえます。8の表でも同様に確認します。
このきまりがこれまで考えていなかった「12」でも成り立つかどうか見てみます。まず「12」を割り切れるのは「2,3,4,6,12」なので,それらの「倍数」を表の中にマグネットで取っていくと,確かにどれも「一直線」になります。これで一般化することができました。
ここまでくれば,教えるべきことを教えていきます。まず「約数」という言葉を指導します。さらに前時にも出ていた,かけ算をすると元の数字になることを押さえます。このように「約数はペアで存在する」ことを確認します。
この後は,別の数字で約数を見つけていく練習をします。まず「1」と「その数自身」が約数であることを確認します。それがまず第1ペアになっています。そのあとは「2」から順にペアができるかどうかを見つけていきます。そうすると,左右からどんどん幅が小さくなっていくので,「これで終わり」とということが見えやすくなります。一人ずつペアを見つけさせていき,最後の児童は,
「もうない。」
という答えが正解になることを共通理解しました。
教科書の練習題をして終了です。次の時間からは,授業回数で練習していきます。