前時は,「割合の第1用法」に特化した授業を行いました。この日は,第2用法と第3用法を扱います。
前時までに使っていたようなテープを使いますが,前時にはなかった色や,同じ色でも「長さが変わっている」ものを用意しました。子どもたちはこのことにはすぐに気づきました。大元になる「黄色」のテープが。前時は40㎝でしたが今日は30㎝になっていることをまず見せます。そのうえでそれぞれのテープについての「情報」を提示していきます。
最初は,「黄色の〇倍は~」というフレーズの問題です。関係図をかく際に「~の」という言葉を足がかりにしてもとにする量を決めて仕上げます。関係図が出来上がると,求めたい長さは「~の○倍」となるので,かけ算になるイメージができます。第2用法です。子どもたちにとってはこれが一番イメージがしやすい場面と言えます。
それぞれの長さを求め,それに当てはまるテープがどれなのかを考え,次々と長さを求めていきます。もとにする量を「黄色」から「赤」にした問題でも関係図を使って考えていきました。ここまで来て残り2色となりました。
残った内の「青」を考えます。今度のヒントは「青の1.2倍は赤」というフレーズになりました。このフレーズにそって関係図を作っていくと,今度は「もとにする量」が分かっていないことに気づきます。この場合はどのようにして求めればよいのでしょうか。多くの児童は「わり算」でできると感じていますが,その理由をうまく伝えることができません。
ここで一人の児童が「逆」と呟きました。それをを取り上げ,「~倍」はかけ算になりますが,矢印の向きが逆になるのでわり算になる,というのです。数時間前に,計算の関係で,「足し算の逆がひき算」「かけ算の逆がわり算」ということを学習したことが思い出されました。これで求めることができました。残った「白」も無事求めることができました。
この日は,2つの用法が両方出てきました。次時は,第1用法も含めて,それらを入り乱れさせて考えていきます。考える力は「混在」から生まれます。