「式と計算」という小単元に入ります。以前の啓林館の教科書では,文章題として「べつべつに いっしょに」という単元名で行っていた場面です。現在の教科書では「分配法則」の方向へ向かうことをねらっているようです。
 最初に,コンビニの値段表を見せてから,ピクニックに行くときの昼食の用意を問題にします。6人で行く場合,おにぎりとお茶を買うと,お金がどれだけかかるかを求めます。
 子どもたちからは自然に「べつべつに」の考え方が出てきます。6人分のおにぎり代とお茶代を求めて合わせる自然なやり方です。これはすぐにイメージできます。もう一方の「いっしょに」は,数人がやっていたのですが,あえて,手が止まっている児童の式を取り上げました。
「80+70=150で,止まっている人がいるんだけど,この式は無駄なのかなあ。」
と促言を出します。するとその代金が「一人分の昼食代」になっているので,×6をすればよい,という意見が出てきました。こうして2つの考え方が黒板にのりました。適用として「サンドイッチとジュース」で計算すると,いっしょに,は簡単な計算になりました。
 続いて,ピクニックに行く交通手段を問題にします。バスと汽車(私の住んでいる地域には,電車はなく,全てディーゼルの列車なので)とレンタサイクルを使います。レンタサイクルは「保険料だけ」なので安くなっています。
 バスで行くのと汽車で行くのでは,どちらが何円安くなるかを考えます。先のたし算問題と構造は同じです。
 やはり最初は,べつべつにの考え方がたくさん出ます。イメージがつきやすいのでしょうか。差の場合,そう簡単に「いっしょに」のイメージはできにくいのでしょう。
 それでもバスとレンタサイクルの問題になると,たくさんの児童が「いっしょに」の考えで解決するようになっていました。
 この後は教科書の練習題をするのですが,ここまでにやってきた問題と大きく異なるものがあります。それは,長さの違う積み木を積み上げた時の高さの差を求める問題です。教科書にはよく出てきますが,これを「図」にすることはなかなか難しくなります。別々に,であれば簡単ですが,一緒にのイメージ図ができないのです。1つずつで3㎝の違いが生じるので,6個だとその6倍,というのは大人が考えるほど簡単ではありません。
 また,本来は次時の内容ですが,子どもたちの作った式を1つの式ににして,それを=でつなぐ活動も一応やっています。子どもたちはこの段階では「そんなものか。」くらいのとらえ方です。次時に扱いますが,難航が予想されます。 

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