前時に「正の字」をかいて,データの数を調べる活動を行いました。その復習として「好きな動物調べ」のデータを読み上げ,正の字で調べていきます。全部調べられた後,それをまとめる「用紙」を配りました。大きい順に整理していくのですが,ここで,
「先生,場所が足りません。」
という声が上がりました。調べたデータには,動物が5種類出てくるのですが,まとめようとした表には「4つ」しか書けないようになっているのです。そこで,
「こんな時はどうしたらいいんだろうね。」
という発問を出し,「その他」にまとめるアイデアを引き出しました。
 続いて,前時に調べた自分たちの「好きなメニュー」の結果を確認し,それを表した「グラフ」を見せます。このグラフを見ると,前回に調べた時の人数が分かりやすく並べられています。こうして「棒グラフ」という言葉を指導していきます。「グラフ」という言葉自体もここで初めて習う言葉になっています。この場合は「長さ」が数を表すことになります。
 前時にもう一つ調べた「得意な体育」の棒グラフを示します。それぞれの項目の人数を確認した後,「一番多い。」「一番少ない。」などの統計教育でいう「一次的読み」をまとめます。次に,2つの項目を「比較」した気づきをまとめます。最初なので「差で較べる」ことから始めます。「ドッジは水泳より3人多い。」などの見方です。これは二次的な読み方です。
 ここからは「架空」のデータである「好きな教科調べ」を使います。できるだけ二次的な読み方を考えさせます。2つの教科を調べた「気づき」がいくつか出てきました。それを,
「新しい見方」
ということで「倍」で見ていく方法を指導します。棒のいくつ分になっているかで分かります。これがうまくいく数字にするため「架空」のデータを使っているのです。
 最後はさらなる架空のデータ(つかまえたチョウの数)を示して「倍」の見方をできるだけ考えるようにします。わり算などを使わず,棒の長さだけでとらえるので難しいのですが,子どもたちは何となくその表現を使い始めました。
 そのあと,教科書の練習題,もっと練習などをして終了しました。教師の意図的な「見方」誘導が強いのですが,最初なのでそれも仕方ないと思われます。

 

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