前時に,九九にないわり算,具体的には答えが「10」や「0」になるわり算を学習しました。この日は,九九をこえて「答えが2桁」になるわり算について考えます。
「たこ焼きが□こあります。これを3人で同じ数ずつに分けると,1人分は何個になるでしょう。」
が問題で,最初は「60個」で考えていきます。
「たこ焼きを60個かいて絵で表しましょう。」
といって自力解決に入ります。すぐに○をいっぱい書く児童と,
「先生,裏ワザを使ってもいいんですか。」
と聞いてくる児童に分かれました。裏ワザというのは,前時に少し触れておいた「10個入りパック」による表現です。
 裏ワザによる表現を取り上げ,それを3人に分けていく操作を黒板上で行います。答えが20という大きな数字になりましたが,きちんと答えが出ます。絵を使って考えた内容を「言葉」に置き換えます。教科書にあるような「説明」です。
 この説明が,違う計算になった時もできるかを確認します。サンプルの分を「なぞる」活動ですが,できない児童もいるので個別指導です。さらにそれができたら,今度は説明なしで,ダイレクトに答えを見つける練習もします。
 たこ焼きの数を,一の位にもある「69個」にします。最初に,
「69個のたこ焼きの絵をかくためのアイデアはありますか。」
とたずねました。10個入りパックを6パック描き,バラの9個は○をかくということになりました。
 その方法でかいた絵を3人に配っていくと,パックは2パックずつ,バラは3個ずつ配れたので「23個」となりました。この時の操作も「言葉」にしてまとめます。
 最後は,いつものように「教科書の練習題」「もっと練習」をして終了です。基本的にはこれで「わり算」の単元は終了です。

 

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