新年度の算数授業がスタートしました。1時間目は,特設の「先生との相性占い」です。「0」~「9」までの10枚の数字カードを裏返し,先生とみんなとが同時に1枚ずつを引きます。
例えば,先生が「5」,みんなが「3」を引いたとします。この2つの数字を並べてできる2桁の数字を作り,大きいほうから小さいほうを引く筆算をします。この計算は2年生で学習済みです。「53-35」で「18」となります。
この計算結果「18」を,「相性表」で見比べます。たくさんの数字の横には「??」「?」「▽」「?」のマークがついていて,それぞれ「最高」「まあまあ」「なんとか」「最悪」の愛称が当てはまります。相性表は3種類あり,どれを選ぶかでも運命が異なってきます。
全員が,先生とカードを引き合い,自分の結果を計算して照らし合わせます。するとなんと,全員が「相性ばっちり」という結果になったのです。これは素晴らしい結果といえます。
そこで,先生とだけではなく,友達同士でも同じように相性を占います。クラス替えで新しい友達とやっている人もたくさんいました。こちらもなんと全員が「相性ばっちり」となり,今年の3年1組は,とても素晴らしい組になるようだと感じられました。
この時,一人の児童が,
「先生,36はみんなハートになっている。」
というのです。確かに3種類の相性表では,全部36がハートになっています。するとさらに,
「先生,81や18もハートになっている。」
「72や90もだ。」
と,数字に目を向けはじめました。さらに別の児童が,
「その数字は,全部9×何かになっている。」
という気づきを発表しました。するとさらに,
「だったら,27もハートのはずだ。」
と切り返してくれました。
初日の授業ですが,数字を眺めてその特徴などにも目が向き,とてもいい授業開きができました。