2月初旬の平日(金曜日)に,校務出張として,某国立大学附属小学校の研究会に参加させていただきました。いつも土曜日に研究会に参加してきましたが,このように「校務」で附属の研究会に参加するのは,記憶にないので初めてかもしれません。(リフレッシュ休暇で参加したことは何度もある)また,この学校は,私の住んでいるところと同じ地域にあるのですが,参加するのは初めてになります。(西日本では数少ない学校の1つでした。)
授業は3本見られました。1本目は6年生の「図形の美しさ」です。前時までに,「紋切り模様」「敷き詰め」「コンパスを使って」などの手法で,幾何学的な模様を全員が作っていました。小学生が作ったとは思えないようなものまであり,この「作品」を作るのは大変だっただろうな,と思いました。
さらにこれらがどうして「きれいに見える」のかを前時までにまとめてあり,右の5つになっていました。図形の美しさというのは,算数としても大変大切な見方なので,ここに焦点を当てるのは,中学校への進学を控えた6年生には有効なことだと思います。
この日は,もう一度友達の作った図形を見て,さらに「どうして美しく見えるのか」を分析していく展開でした。班で作品を見せあい,きれいに見える秘密を分析しているときに出てきた言葉が,左のようなものです。
大変いい言葉が出ているので,感性が豊かに育っていることはわかるのですが,前時に出ていた5つのものと,本質的には変わらないことばかりのように感じました。本時は前時のさらなるイメージ強化ととらえればいいのですが,そうでなければこの授業の必要性の問題になるでしょう。
数学をいっぱい感じられる授業をありがとうございました。