前時に,「好きな体育の種目」と「好きな給食のメニュー」について短冊に書いて調査し,いろいろ並べ替えながら考察していきました。結論などは出ていませんが,とりあえずすべてのカードが何となく並べ替えられていたので,その様子を電子黒板にうつします。
「今日は,画面に映っている並べ方を整理していきます。」
と言いながら,めあてを設定しておきます。
 並べ方の特徴を一つずつ確認し,それを黒板に示していきます。まず,縦の列は左から「あげパン・おでん…」と並んでいることを確認し,項目を短冊黒板で示します。同様に横の列も確認します。
 この後,縦の列のカードを「枚数」で書いていきます。2列の数字を確認すると,その意味が明らかになります。
 3列目からは,電子黒板を見ながら子どもたちが数字を埋めていきます。これで前時の並べ方が「表」に整理されました。
 欠席していた一人分の調査を加えた後,
「ポートボールが好きな人は何人かな。」
「カレーが好きな人は何人かな。」
など,いくつかの質問をして答えていきます。前時はいちいち並べ替えていたものが,この表だけで全て答えられるようになりました。
 さらに,そのような数字を「合計」として書いていくことを指導します。右と下に数字を埋めると,「右下」が空いています。そこには何が入るのかをたずねると,
「全員の人数」
ということが返ってきたので,それになることを計算で確認して,全ての表が完成しました。
 そのような表のことを「二次元表」ということを教えました。これは指導する必要はない用語ですが,せっかく学習したのですから取り上げました。覚えることは求めません。
 そのあと,こちらが作った恣意的な表や,教科書の練習題で,二次元表の見方の練習をして終了しました。

 

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