前時に「小数÷整数」の筆算を学習したので,その復習から入ります。4問ほどに取り組みます。この単元の技能というよりは,以前に学習した「整数÷整数」の筆算技能ができているかどうかが影響します。今はまだ「÷1桁」なので何とかなりますが,次時からは,割る数が「2桁」になるので難しくなってきます。
本時は,「商が純小数」になる問題です。つまり商が立たない部分に「0」を置いていかなければならない,小数特有の処理です。
商を見つけていくとき,その都度「0」や「小数点」を打ちながら思考を進めていくようにします。
「割られる数には1の位がある問題」
「割られる数が純小数になる問題」
「小豆小数第2位から立つ問題」
と型を区別しながら確認していきます。
確認ができれば,短冊問題でできるようになっているかどうかを確認します。できていれば,小黒板問題に進み,徹底練習します。
そのあとは,教科書の練習題,もっと練習と進めます。それでもできた児童には,自分で問題を作って練習させます。
「□.□□÷3」
の中に,2・3・4を入れて計算していきます。必ず3で割れるようになっていますし,一の位に「2」を入れれば,本時の課題になっています。
計算練習は「問題数」が必要です。徹底的に習熟を図る時間は必要です。